中学校の治療教育

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教育の特色 -社会自立を目指したカリキュラム-

 教育治療部の教育は自閉的傾向を持つ生徒が、将来社会に出て自立して活動できることを視野にいれた教育をしています。実生活に即した経験の拡充と思春期を迎える時期の情緒の安定を指導の柱とし、習熟度別の教科授業と、体験的・実学的な内容を重視したカリキュラムから、生活に密着したスキルを身につけさせていきます。また「より豊かに生きるために」という観点から、教養分野の学習の充実ソーシャルスキルやコミュニケーションスキルの向上といった部分を強化しています。 

■ 実生活に視点をおいた習熟度別の教科授業

◇ 習熟度別授業 

  「国語」「数学」「一般」「英語」は、それぞれ3つの習熟度別コース(a,b,c)になっています。各コースの担当は、学年の教育治療部のクラス(CDEクラス)の担任が分担して受け持ちます。(英語aコースは英語科が担当)各コースのカリキュラムは、生活力を高めることを基本にし、実生活に関連した内容で編成しています。 

※「一般」の授業  <教養分野の充実> 

 週3時間で「社会」「理科」の内容を行います。習熟度別acコースによって、小学校または中学校課程の内容から年間のカリキュラムを編成しています。中学生までに知っておくべき内容や、将来の社会生活に役立つ内容を反映させています。 

※「国語」の授業 <コミュニケーション力の強化>

 習熟度別acコースによって、実生活に即した内容で編成しています。特に2・3年生では週4時間の中で音読や、ロールプレイによる場面に応じた会話の練習などを取り入れることで、コミュニケーション力の強化につなげます。

教育治療部 週配当時間

1年 2年 3年
(習)国語
(習)数学

(習)一般
(習)英語
音楽
体育
合同体育    
美術
体験・実習
生活教養
技能
HR
29 29 29

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■ 体験的・実学的な独自の教科

◇ 「体験・実習」 

 2時間続きの授業で、社会自立を視野に入れ実生活に必要な体験内容を学年ごとに行います。指導は教育治療部のクラス担任・副担任と、実習の分野は技家専科も加わって担当します。

 <カリキュラム例>   

  「体験」の分野・・・買い物(買い物リストの利用、品物の選び方、お金の計算と支払いの手順、スーパ  ーの利用、個人商店の利用、ファーストフード店の利用)、通学路の確認、公共施設の利用(図書館、  郵便局、博物館、プール、サイクリング)など。  

  「実習」の分野・・・被服(運針練習、ふきん製作)、調理(目玉焼き、ホットドッグ)、木工作品制作。   また年に1回、教育治療部全学年合同で社会科見学や体験的な内容で一日(日帰り)の校外学習を  行います。

◇ 「生活教養」 <教養分野の充実>

 1年生は週2時間、2、3年生は週3時間。生活に結びつく実学的内容や国際理解、環境についての内容を含みます。また、ソーシャルスキル(「場面に応じた会話や行動」や社会のルール)についての理解も深めていきます。 

◇ 「技能」  [ 絵画、切り絵、陶芸、クラフト、手芸、器楽、コンピュータ ]

 技能の習得を通して作業への集中力を養い、作業的な手順を身につけ、各自が自立して責任を果たすなど、武蔵野東高等専修学校に向けての初段階トレーニングを行うことを目的としています。上記のコースから年度ごとにコースを選択します。活動は3学年合同ですが、年間のカリキュラム進めますので、年度ごとに選択コースを変えることが可能です。指導は、教育治療部の担任、美術専科、音楽専科技家専科が担当します。

絵画  絵画全般に取り組み、個人作品や共同作品を制作します。
切り絵  カッターを使い細かい作業で、小さなものから大きなものまで仕上げます。
陶芸  カップや皿などを制作します。学園祭では「東焼き」として販売も行っています。
クラフト  ステンドグラスで、小物入れや調度品を制作しています。
手芸  色々な手芸作品を制作します。パッチワークや人形作りにも挑戦しています。
器楽  リコーダーやギターを中心に、いろいろなジャンルの曲に挑戦しています。
コンピュータ  文章入力の練習や、多くの機能を利用しての作業を行っています。



◎ 中学校の混合教育

 教育治療部は、入試やカリキュラムが健常児クラスとは異なりますが、学校生活全般が「混合教育」の場となっておりごく自然に交流しあっています。健常児クラス自閉症児クラスとは、隣り合ったり向かい合ったりの教室配置になっているので交流しやすく。朝の登校時から挨拶をかわし、休み時間も廊下から声をかけあったりが日常の光景となっています。毎日の清掃、お互いのクラスを行き来する形の交流給食などで、お互いを知る機会を作っています。
 特に行事では同じ活動に取り組み、また
校外学習では宿泊をしながら、さまざまな体験を通して学びあいます。また生活面・行動面の到達度に応じて、より大きい集団での協調性などを学ぶために健常児クラスでの授業参加を行う場合があります。
 
 


清里山荘合宿 ハイキング


選択 技能(クラフト)

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学園附属の教育センターでは、どなたでも受講できる自閉症児のための「療育プログラム」(有料)を実施しております。このプログラムは年間を通して行なわれています。詳しくは教育センターのホームページをご覧ください。

 


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