校長の独り言【48】 



 国も地方も次年度の予算要望の季節を迎えています。東京都ではすでに東京都専修学校各種学校協会として終了しています。後は12月の内示を待つばかりです。国の方も各団体からの要望を受け、省庁毎に予算概算要求の時期を迎えています。その中で、おそらく一般の方の多くはご存じないと思いますが、世間で騒がれているフリーターとニート対応としてどの程度の予算要求がなされているのか、ちょっと紹介したいと思いました。
○文部科学省関係としては、
「専修学校を活用した再チャレンジ支援推進事業」として、867,474,000円。
○厚生労働省関係としては、
「若者の人間力の強化と働く意欲の向上」として、205億円。
詳細は、
・現場の戦力となる若者の育成
・フリーター25万人常用雇用化プランの強化
・フリーター・ニートをはじめとする若者の自立支援
・学生から職業人への円滑な移行の支援
両省庁の予算合計は約213億円となります。
これはここに至るまでの教育の付けとしか思えません。
 このお金を、例えば、「フリーターを出さない進路指導を展開し、その実績を示している学校に対して報奨金として給付し、更なる進路指導の充実に資するために生かした方が遥かに意味あるものなる。」と、考えるのは私だけでしょうか。

校長  情報ID 15366 番  掲載日時 10/18/2006 Wed, 11:49