校長の独り言【54】 



○こんな記事がありました。
『箸の持ち方:来春入試の検査項目に 長崎・佐世保の女子高』
 長崎県佐世保市の久田学園佐世保女子高校(久田順子校長)は、来春の入試で「箸(はし)の持ち方」を検査項目に取り入れることを決めた。生活習慣や、食べることに対する最低限のマナーが身についているかを見ることが狙い。合否判定に一定程度反映させる。内閣府食育推進室は「そういう出題例は聞いたことがない」と話している。
 来春募集する新1年生は普通科の40人。一般入試と推薦入試を実施するが、一般入試は「数学、国語、総合問題」、推薦入試は「面接、作文」に加えていずれも「箸の持ち方」を設けた。試験時間は3分程度。箸で豆をつまんで移動させるなどさせ、「持ち方が適切か」「スムーズに使いこなせているか」を試験官がチェックする。

○ある保育園のHPにこんなコーナーがありました。
『箸の持ち方・使い方』
子どもに箸の持ち方や使い方を教えるのは難しいですね。
お箸を握って持つ「握り箸」や、お箸を交差させる「クロス箸」になっていたり、妙に力を入れて持っていたりと、どう直せばよいのか考えてしまいます。
 では、お父さんお母さんは正しく使っていますか?
 いまさら直すのは、どんな持ち方でも食べられるんだから・・・ごもっともですが、正しい持ち方は、機能的な持ち方のことなのです。機能的な箸の持ち方をすると食べやすく、さらに見た目にも美しいのです。
 ぜひ お子さんと一緒に正しい持ち方、使い方練習してみませんか。

 そう言えば、確か、私立小学校の入試でも「箸の使い方」がありましたね。何か、「箸の使い方」に関してのふたつの記事の中に、今の教育界での問題点がすべて凝縮されているように思えてなりません。

校長  情報ID 15640 番  掲載日時 10/31/2006 Tue, 09:13