校長の独り言【76】 



 今年も学内外の学校関係者、友人、親戚、在校生、さらに卒業生と、自宅や学校に実に多くの年賀状をいただきました。その中には、「校長の独り言を毎日読んでいます」、「一日も早く高等専修学校が学校教育法の第1条に位置付きますように」・・・のようなメッセージの添えられているものもあり、私自身大いに勇気づけられました。
中でも、年賀状を頂いた多くの卒業生に充分なお返事を毎年お出しすることができず、本当に申し訳なく思っています。本来ならば、ひとりひとりにお返事を出すべきところ、本当に申し訳ありません。この場を借りてお詫び申し上げます。
 年間にすると多くの卒業生が遊びに来てくれる学校ですので、自ずと口伝えで卒業生の近況も割と多く入ってきていると思っていますが、ある卒業生からの年賀状を読んで大変嬉しく思いました。
 その卒業生はすでに結婚し、子どももいて、年賀状には子どもたちの写真が貼られ、幸せいっぱいの様子が伝わってくるものでした。そのメッセージの中に、「当時より強くなった私を見てもらいたい」との言葉が添えられていました。この卒業生は本校に入学する前から不登校であり、本校入学後も一時期に登校することが出来なくなったことがありました。その当時、担任の先生が独身の男性であった関係で、妻の了解を得て、私の自宅で何泊か宿泊をしたことがありました。その時に妻といろいろな話をしたこともメッセージの中に良い思い出として書かれてありました。
 今であれば、たとえ担任の先生が独身の男性であっても、この様なときはクラスの女子生徒が同宿という積極的な関与をしてくれますので、私が自宅に連れて帰ることもないのですが・・・。
 ここにも、20年の歴史と築き上げられた校風を感じました。
 いずれにしても、「母はつよし」。

校長  情報ID 16836 番  掲載日時 01/12/2007 Fri, 09:20