校長の独り言【88】 



 先週末に2人の卒業生が遊びに、いや報告に来ました。そして、二人から残念な報告と嬉しいのですがちょっと複雑な心境になる報告を受けました。
 一人は、1年半前に寿司屋を持つという夢を叶えた卒業生で、本校のホームページでも紹介したことがありましたが、その彼から、3月25日をもって閉店することにしたとの報告がありました。味良し、値段もリーズナブルで開店以来私も何度か訪ね、おいしい料理とおいしいお酒を頂いたのに本当に残念でなりません。彼曰く、閉店の決断の理由はお店の立地と家賃支出だと言っていました。常連のお客さんはいっぱい出来たようですが、やはり、駅からの距離があるため、仕事での接待では使いにくいとも話していました。夢を叶えた卒業生であっただけに、我々も出来る限り支援していただけに残念でなりません。しかし、まだ若いのでお金をためて再チャレンジしたいと新たな夢を語ってくれました。是非、彼には新たな夢を実現してもらいたいと願っています。そして、最後の我々の出来る支援として、すぐに貸切の宴会予約を入れました。
 彼と話していて、実に人ごとではない気持ちに駆られました。私も、北原記念館の南西の角に、昨年3月にお店をオープンさせた同じ飲食業に携わる者ですから・・・。
 二人目の卒業生は、この春より武蔵野東小学校に子どもが入学する保護者である卒業生です。当然、昨年の11月の入学試験の時から、受験することも、また合格したことも知っていましたが、改めて、報告を受けると何だか複雑な気持ちになりました。そんな時、その卒業生から、「清水先生はおじいちゃんですよ」と言われると、本校の卒業生の子どもなら、私の孫かと妙に納得してしまいました。いずれにしても、本校での3年間の学校生活でいろいろなことを感じ、学んでくれたからこそ、我が子の入学を決断したと考えると、こんな嬉しいことはありませんでした。あとは、我が孫が、一日も早く「東っ子」となることを願っています。

校長  情報ID 17621 番  掲載日時 02/26/2007 Mon, 13:40