校長の独り言【94】 



 3月10日に3年生75名が無事に本校を巣立っていきました。卒業式の後の謝恩会では、多くの保護者の方々よりお礼の言葉を頂戴し恐縮致しました。何よりも、この学年は平成15年7月のNHKスペシャルの放送の翌年の入学であり、その多くが番組を見て、本校への入学を決意したこともあり、何人かの保護者からは、「あの番組を見なかったら・・・・。」とのお話を頂きました。いずれにしても、75名全員が進路決定をしての卒業式を終えることが出来、ホッと致しております。
 卒業式後、学校はやはりどことなく寂しさを感じるところがありますが、今週は、卒業生たちが、順番に卒業制作展の作品を取りに来ているので、ちょっと活気が戻ったような気がしています。作品を取りに来た一人の卒業生から声を掛けられました。「校長先生、校長室に僕の作品を飾ってもらえるスペースがありますか」との言葉を掛けられたので、私は「あるよ」と即答しました。ですから今、校長室に、金色の高さ30cmの立派な壺が飾ってあります。この壺の話は、彼の担任にも、陶芸科の先生にも話してないので、この独り言を読んで驚くと思います。
 壺の彼は、在学中にこの校長の独り言をよくチェックしていて、時折、廊下ですれ違う時に、独り言の内容に触れる話をしてきた彼なので、きっと今回の独り言も読んでくれると思うので、壺の彼に校長より一言。
『壺の彼へ、いつまでも校長室に飾っておきますので、たまには見に来てください。』
      

校長  情報ID 18004 番  掲載日時 03/16/2007 Fri, 13:22