校長の独り言【101】 



 5月13日からのハワイ修学学習も天気に恵まれ、3年生にとっては最高の思い出になったと思っています。そして、帰国後3年生は気持ちを切り替え、自分の進路決定のために一人ひとりが動き始めたところであります。また、6月2日(土)に迫ったスポーツ大会の練習においては、ハワイに行っていたこの1週間で1.2年生に水をあけられた分、最高学年のメンツにかけ優勝を目指し懸命に練習に取り組んでいる姿が印象的でもあります。
 一方私ですが、帰国後の今週は、高等専修学校の1条校化問題の会議や私学協会の総会での事業報告や議長を仰せつかり、毎日の半分は出張という何か落ち着かない週でありました。そのような中で、昨日外務大臣であります麻生太郎先生のお話を伺う機会がありました。話の内容は、外務大臣というお立場から教育の海外輸出についてのお話でとても新鮮な感想をもちました。
 このような1週間でありましたが、今日はしっかりと自席に落ち着き校務を執っております。5月13日から数えると約2週間振りと言うこともあり、改めて、私の居場所はこの学校であることを痛感しているところであります。
 そして1週間の締めくくりの明日は、恒例の「むらさき連合会親子運動会」が開催されます。この運動会は、学園に在園在校している自閉症という障害のある子どもたちと、本学園の卒業生、さらにその保護者の方々の運動会であります。参加者は420家族強と我々学園教職員もボランティアとして115名、高等専修学校のボランティアの生徒24名が参加する予定となっていますので、兄弟やおじいちゃん、おばあちゃんを含めると、確実に総勢1,000人以上の大運動会になります。そもそもこの運動会は同じ悩みを持つ者同士の親睦を目的に開催しているものであり、保護者の皆さんにとっては、下は3歳から上は40歳までの子どもたちの成長の様子を見ることで家庭教育に大いに参考になっているようです。ですから、世界的に見ても類のない運動会だと思っています。
 今日は雨が降っていますが、明日の天気は晴れと言うことで一安心ですし、充実した2週間の素晴らしい締めくくりとなることを念じています。そして、大勢の人たちのこころの通い合いを楽しみにしています。

校長  情報ID 19089 番  掲載日時 05/25/2007 Fri, 14:43