校長の独り言【228】 



 「キャリア教育」=社会的・職業的自立に向け、必ず必要な知識、技能、態度を育む教育。「職業教育」=一定の又は特定の職業に従事するために必要な知識、技能、態度を育む教育。この観点で、本校の教育を分析すると、正に1年次はキャリア教育、2.3年次が職業教育であると思っています。
 このキャリア教育・職業教育をテーマとした「第8回公開授業」を7月4日(土)に予定しています。今回のテーマは、「職業教育と人間教育の実り-社会で羽ばたく卒業生たち- 」として、本校を卒業し、それぞれの人生を歩んでいる6人の卒業生(幼稚園の先生、小学校の先生、主婦、大学生、サラリーマン等)を招き、中学校までは不登校等であった彼らが、在学時代に何を学び、今の人生にどの様な影響があったのか、更には将来の夢を、パネルディスカッションの中で大いにその実りを語ってもらうことになっています。
 この6人のそれぞれの3年間を振り返ってみると、本校入学と同時に、親御さんが「苦労は買ってでもしろ」に変わったことが思い出されます。
 兎に角、4日の卒業生のパネルディスカッションが楽しみでなりません。

第8回公開授業のご案内文
 平成7年の7月に本校の「教育の質の向上」、「教員の資質向上」を目的に始めた公開授業も、隔年開催で回を重ね第8回を迎えます。
 この2.3年の間に、専修学校の悲願である「1条校化問題」が加速し、平成19年11月7日に協力者会議が「専修学校の振興に関する検討委員会」として文部科学省内に立ち上がり、12回に渡る議論の末、平成20年10月20日に最終結論が「社会環境の変化を踏まえた専修学校の今後の在り方について」として報告されました。
 そして、平成21年1月16日より、中央教育審議会「キャリア教育・職業教育特別部会」において有識者の先生方で正に議論していただいているところであります。 
 この状況下で、在籍する生徒数は少ないものの、8つの分野からなる高等専修学校は、各分野の特性を生かし、職業教育の中に目的意識を持つ生徒や、現行の高等学校では学びにくい生徒に対して、正に、普通科・専門学科・総合学科といった学科を越えて、多様化する生徒のニーズにいち早く柔軟に応え、職業教育と人間教育を通して、多くの生徒の人間的成長に大きな成果をあげている事実があります。
 この機に多くの高等専修学校、中学校の先生方にお集まり頂き、高等専修学校の教育の成果と今後の課題について大いに議論したいと考えております。
多数の先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。


学校法人武蔵野東学園
武蔵野東技能高等専修学校
校 長 清 水 信 一

後 援
全国高等専修学校協会        東京都専修学校各種学校協会 
東京都中学校進路指導研究会     東京都高等専修学校部会    
東京都高等専修学校部会振興委員会  NPO高等専修教育支援協会

校長  情報ID 31625 番  掲載日時 07/01/2009 Wed, 10:08