校長の独り言【229】 



 平成21年1月16日から始まった、中央教育審議会「キャリア教育・職業教育特別部会」の12回に及ぶ議論を経て、来週にも審議経過報告が発表されるようです。 
 この数をどの様にお考えになりますか。
60万人に及ぶ若年無業者。
170万人に及ぶフリーター。
昨年度の高校卒業生で進学も就職もしなかった人は約5万人。
就職した高卒者の5割は3年以内に離職。
全国の高校の7割を占める普通科での職業教育の不十分さがニートの増加につながっている。
 更にもうひとつ、
都立高校2学期欠員募集要項 全日制は6,277人募集。

 8つの分野からなる高等専修学校は、各分野の特性を生かし、職業教育の中に目的意識を持つ生徒や、現行の高等学校では学びにくい生徒に対して、正に、普通科・専門学科・総合学科といった学科を越えて、多様化する生徒のニーズにいち早く柔軟に応え、職業教育と人間教育を通して、多くの生徒の社会的・職業的自立に大きな成果をあげています。
 私は、高等専修学校こそが、現在の後期中等教育機関に最も必要な学種であると思っています。皆さんは、どの様にお考えになりますか。

校長  情報ID 31833 番  掲載日時 07/09/2009 Thu, 14:10