校長の独り言【231】 



 衆議院解散。政権交代かとマスコミは選挙一色です。その中である記事に目がとまりました。
 民主党が提出した高校実質無償化法案です。この法案は、現下の経済情勢において16~24歳の子どもをもつ世帯における教育費が家計へ与える影響は大きく、また、年収500万円以下の世帯が従来の12%から直近の調べでは28%になり、今後さらに増加が見込まれる状況のなか、学習権を確実にし、教育の機会均等が保障されることが期待されていると言われています。
また新たな格差の誕生か、対象は高等学校だけか、我々の高等専修学校はまた忘れられた存在なのかと心配し調べてみました。
すると、高校実質無償化法案の条項を読んでいくと、
第二条 定義
この法律において「高等学校等」とは、次に掲げる学校(第一号から第三号までに掲げる学校については、専攻科及び別科を除く。)をいう。
 一 高等学校
 二 中等教育学校の後期課程
 三 特別支援学校の高等部
 四 専修学校及び各種学校(高等学校の課程に類する課程を置くものとして文部科学大臣が指定するものに限る。第四項並びに第七項第一号及び第三号において同じ。)
 五 高等専門学校(第一学年から第三学年までに限る。第四項並びに第七項第二号及び第三号において同じ。)

 何と、第二条の四項にしっかりと学校として定義されていました。しかし、心境は複雑なところがあります。しっかり定義されていることは嬉しいのですが、第二条の四項の文言では余りにも判りにくく、まったくもってすっきりしません。このような心境は私だけでしょうか。

 話しは変わりますが、本校も明日の校長講話をもって夏休みに入ります。事故怪我なく元気な生徒の顔が9月1日に揃うことを期待する同時に、9月には、高等専修学校の将来に、一筋の光明がさすことを願っています。


校長  情報ID 32086 番  掲載日時 07/23/2009 Thu, 14:28