校長の独り言【237】 



 「友愛精神」、政権交代後からマスコミでよく耳にするようになりました。
 「友愛精神」は本学園の混合教育で最も大切にしている精神であり、本学園では40年以上前から使っている言葉です。その言葉が、政権交代後、鳩山由紀夫首相の言葉の中で多く語られ、昨日は国連総会での演説の中でも使われていました。
 ふっと、本学園の「友愛精神」と鳩山首相の「友愛精神」とは、類似したものなのか、まったく別物なのか疑問に思い調べてみました。

※このような解説がありました。
『鳩山由紀夫氏は演説の中で「友愛」という言葉を使いますが、それはfraternityからきています。もともとの意味は中世の頃の慈善団体のことらしいです。いまのEUの基となった「汎ヨーロッパ」を提唱したのはカレルギー伯爵ですが、その友愛思想に共鳴した鳩山一郎先生が、日本において「友愛運動」を始めました。友愛思想の基本理念は、「相互尊重・相互理解・相互扶助」です。』

 双方の言葉の根元の違いはあるものの、友愛思想の基本理念「相互尊重・相互理解・相互扶助」はまったく同じものでありました。
 であれば、是非一度、鳩山首相に本学園にご来校頂きたい、願わくば、教育と福祉の観点から、文部科学大臣と厚生労働大臣もご同席頂ければ、多岐に渡った有意義な意見交換ができると確信しています。
 私立学校であるが故に、過去の歴史から民主党さんとはお付き合いがなかったので、どなたか「友愛精神」の橋渡しをして頂けると幸いです。大いに期待しています。

校長  情報ID 32863 番  掲載日時 09/25/2009 Fri, 10:14