校長の独り言【246】 



 本校は、卒業生が実に多く遊びに来ます。
 先週も卒業して20年近くになる卒業生が自社製の和菓子を持参して遊びに来ました。彼は、本校卒業後あるスーパーで最後は若くして主任になるまで真面目に働き、その後、家業である和菓子屋を継いでいる卒業生です。年齢的にも既に結婚をしていて、子どももいます。ですから、時には子育ての相談になることもあります。
 この卒業生ですが、縁あって数年前から、毎年秋の本学園の学園祭の時に、園児、児童、生徒にお祝いで渡している「紅白まんじゅう」を納めてもらっています。皆さんの評判もよく、紹介した私としても良かったと思っているところです。
 和菓子屋の卒業生とは、ある意味ビジネスとしての付き合いの面もあるのですが、最近、学園の幼稚園や小学校に、子どもの保護者としてまた学園に戻って来てくれている卒業生が増えてきています。自分が受けた教育を評価して、我が子の教育を託してくれているのです。大変嬉しいことです。その卒業生達と諸行事等で顔を会わせると、学園の保護者なのですが、本校の卒業生のため、私自身実におかしな気持ちになります。そして、その時には、回りの保護者の方が驚いてしまうので、名字の呼び捨ては絶対にしないようにしています。
 卒業後、お互いに数年のブランクはあるものの、一生懸命生きている卒業生と当時と全く違った立場で、この学園の中で再び交流が出来ることを、最近、冨に嬉しく思っています。年のせいでしょうか。
 そして、今週の土曜日の14日は本校の学園祭である『紫峰祭』です。お祝いの「紅白まんじゅう」が在校生に渡されます。そして、多くの卒業生が懐かしい顔を揃えてくれることを大いに楽しみにしています。

校長  情報ID 33760 番  掲載日時 11/09/2009 Mon, 10:18