校長の独り言【294】 



 11月に入った瞬間に、本学園内でも幼稚園の入園試験と小学校の入学試験が始まりました。それぞれが所属する各私学協会の解禁日を守っての試験開始となっています。当然、私立中学校の解禁日、都立高校、私立高校の解禁日、大学・短期大学の解禁日、専修学校の解禁日、そして、就職に関しても、高卒求人等すべてに解禁日が設定されています。
 このように、進学、就職の解禁日の現状を見たときに、年齢が小さい学種ほどしっかりとその解禁日が厳守されていて、就職、進学両方ともに大学・短期大学等の高等教育機関が一番ルーズになっているように思えます。特に、最近はAO入試の出現や超青田刈りの現実を見るとその状況は顕著です。
 このような状況下で、高校の先生方からは、高等教育機関側に解禁日を厳守すること、また、早い時期に合格を手にした生徒には、高等教育機関側から定期的に課題を出して、高校生活において緊張感を持続させる為の主旨の要求がされています。
 しかし、どうでしょうか。現実は多くの高校3年生は、年が明けてからいったい何回学校に登校しているのでしょうか。実際、二人の愚息も数回の登校でした。矛盾を感じます。因みに、本校は、卒業式までほぼ通常通りの登校です。

校長  情報ID 39634 番  掲載日時 11/04/2010 Thu, 11:28