子どもは純粋。
先日、あるテレビ番組で田舎の児童数の少ない小学校に、アメリカに住む日系の小学生4名が来日して交流する番組がありました。産まれてから田舎故に12年間一緒の友だち以外いない小学校6年生たちと、日本語がままならないアメリカの同年齢の子どもたちとの自然な交流の番組でした。どの様に交流をさせるべきか、大人達が話し合った結果、意図的な計画は何も用意せず、兎に角初めの出会いから、成り行きを見ようと言うことになり、出合った初日は全員で大広間に泊まることから交流が始まりましたが、なかなかうち解けることができませんでした。二日目、三日目は二人ずつホームスティをすると、子どもの本能なのか、言葉の問題をクリアーして自然な交流が始まっていきました。そして、最終日の別れの時に、日本の子どもも、アメリカの子どももその別れを惜しみ自然と溢れる涙で番組が終わりました。
何気なく、偶然に私の目に飛び込んできたひとつの番組でありましたが、この子どもたちの純粋さを見ていて、本学園の子どもたち、中でも障害のある子どもたちの純粋さとかぶるところが多々ありました。この純粋なこころを今まで以上に大切にしていきたいと強く思いました。
校長 情報ID 41299 番 掲載日時 03/02/2011 Wed, 10:11 |