校長の独り言【357】 



 正月が来たと思ったら、もう2月、節分、立春です。3年生は、卒業式まで残すところ1ヶ月となりました。お陰様で、今年度の3年生も、厳しい経済状況の中、更に震災復興が加わったこの時代に、何とか進路を決定することが出来、校長としてホッとしているところであります。これも、学校、家庭、生徒のトライアングルが、常に情報の共有を図り、同じ方向を向いてきた証であると思っています。実は、就職者の4名の生徒は、縁あって、なんと本校の卒業生が経営する会社、部署の責任者を務める会社に就職することになっています。
 そんな時に、「恩送り」という言葉に出合いました。「恩返し」という言葉は当然知っていましたし、日々の生活の中で大事なこととして生きてきたつもりです。
「恩送り」とは、恩を受けた人に恩を返すのではなく、自分が受けた恩を次の人にわたしていくということだとありました。つまり、恩のバトンリレーであると思います。
 このように、一人ひとりの生徒が、自分が受けた恩を受けた人へ返すだけではなく、別の人に回していけたらきっとすばらしい学校、あたたかい家庭、住みやすい地域になっていくのではないかと確信しています。
 未来永劫、『東の恩のバトン』を渡し続けてほしいと願います。

校長  情報ID 46338 番  掲載日時 02/03/2012 Fri, 08:20