校長の独り言【378】 



 昨日より、1.2年生の3泊4日の林間学習が始まりました。昨年までは2泊3日で実施をしていましたが、飯盒炊爨をはじめ自然の中での様々な経験は大きな学習効果があると判断し、1泊延泊することで、様々な体験学習を更にゆとりをもって取り組めるようにしました。
 1日目の様子が、ホームページにも載っていますが、その充実ぶりがよく分かります。

 平成23年6月29日の校長の独り言【328】より
 先週実施されました1,2年生の林間学習に、実は私も、中日の23日に生徒の様子を見に現地に行きました。その日は熱帯夜で、予定より早く4時過ぎに目がさめてしまったのでそのまま東京を出発してきました。
 到着と同時に食堂にいた1年生に朝の挨拶をし、その後、先生方から昨日の報告と本日の日程説明を受け、私の現地での一日が始まりました。東京は雨だったのに現地は雨が上がっており、まず、思ったことは、東京と違って、涼しいこと、緑が眩しいこと、ある先生は、今朝の目覚めは、いっぱいのウグイスの声だったと言っていました。
 午前中はグループ毎に、薪作り、開墾、こんにゃく作りを行いました。どの班も充実した体験活動が出来たかと思います。午後はハイキングに出かけました。
 この日の昼食は、2年生は食堂で、1年生は屋外炊事場で飯盒炊爨を行いました。各グループの炊事の様子を見ていて、感じたことがありました。やはり、経験がないこと(火をおこすこと、米をたくこと、野菜を切ること等)は、初めから上手くいきません。経験していないから、失敗したことがない、失敗したことがないから成功の喜びを味わっていない。そして、やる気はあるが、経験がないので何をどうしていいのか、あたふたしているように見えました。当然、リーダーシップが取れる生徒がいるかいないかも大きく作業を左右していました。昨日の2年生はどうであったか先生方に聞くと、やはり、昨年度の失敗から多くのことを学んで、成功の喜びとその味を味わっていたとのことでした。
 そして、2日目の夕食、3日目の昼食と1年生は連続して飯盒炊爨を行いました。多くの班が、1回目の失敗を生かし、失敗から成功を学んだとの報告を受け、これで、1年生も一回り成長出来たと喜んでいます。本校にいるこの3年間で、いっぱい失敗して、いっぱい学んでもらいたいと願っています。

 今年も一回り成長した生徒、いっぱい失敗して成功の喜びを知った生徒、たくましくなった生徒に会うことが楽しみです。

校長  情報ID 48722 番  掲載日時 06/20/2012 Wed, 09:17