誕生、幼稚園・学校、就職、結婚、子育て、定年、老後と人生にはいろいろな場面があります。自分のこれまで生きてきた場面を振り返ってみた時、絶えず、新たな場面への「不安」と「期待」の繰り返しであったように思います。
そして、人は一生の中で、子どもから始まり、やがて親となっていく。常に、その立場に変化はあるものの、この親と子の関係でその人の人生が展開されているように思えてなりません。
あるタレントさんがこんな事を言っていました。
『初めて親となる時に、これまで子どもであった自分が親となることが出来るのか、不安でいっぱいであったことを思い出します。しかし、その不安は子どもによって解消されていきました。我が子が、幼稚園・学校と進み、勉強、行事、部活、就活、就職、結婚とその成長と共に、その場面々の喜怒哀楽を親の立場で経験し、そして、最後は我が子の親の姿を見る時が来るのです。まさに、子どもに親が育てられたという思いです。』
ですから、「親が、子どもを育てる」だけではなく、「親は、子どもに育てられる」、つまり、子育てと親育ては同時に展開しているものだとつくづく思いました。
校長 情報ID 50740 番 掲載日時 10/26/2012 Fri, 11:34 |