年中さんの氷鬼から 



「どうした?」
「鬼やりたくない」
「なんで?」
「タッチしたらタマって言うから」
「えっ?ごめん、玉って何?」
「タマッ!」

(ああ「タンマ」のことか…)

友達がその場で?とたんに発した
タンマというルールが不服。

ずるいって、ゲームから外れて、
タオル掛けの
中にもぐって半分隠れたりしている
年中さんの男の子

時々、思いついたように友達が誘いに来るのですが、
さらっとしか声かけてくれなくて、
戻るほどの踏ん切りはつかないまま。

自分で気持ちを切り替えて、
踏み出すのを待つことも大切なのですが、

少しお節介だったけれど、
「園長がここから見てるから、話してみたら?」
と、きっかけを作りました。

(こんな遠くから?!みたいな笑顔になって)
男の子はゲームの中に、戻っていきました。

かたまって、話し合いが始まりました。
あのむこうの中での話し合いを
聞いてみたかったけれど。

やがてまた、氷おにが始まって、
とけこんでしまいました。

タマッ!確かに便利な言葉ですね。
とはいえ、鬼にしてみれば、
それは確かに困ります。

お互いにやりつやられつ、
それぞれの立場での経験を重ね、
みんなで楽しく遊ぶことを
学んでいます。


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園長 加藤篤彦  情報ID 51984 番  掲載日時 01/09/2013 Wed, 12:27