校長の独り言【429】 



 平成25年6月14日に閣議決定した「教育振興基本計画」には、次のような記載があります。
 
3.学びのセーフティネットの構築
成果目標6(意欲ある全ての者への学習機会の確保)
様々な困難や課題を抱え支援を求めている者に対して,生涯を通じて多様な学習機会を確保する。また,能力と意欲を有する全ての者が中等・高等教育を受けられるようにする。
これを通じて,経済的,時間的,地理的制約等による教育格差を改善する。
 
 一方、経済協力開発機構(OECD)は、加盟国の教育に関する調査結果を発表しました。2010年の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合は、日本は3・6%で、比較可能な30カ国のうち最下位。同年には「高校無償化」が始まったが、4年連続で最下位となった。 との報道がありました。
 
 これが、理想と現実なのでしょうか。
 教育振興基本計画は、絵に描いた餅で終わるのでしょうか。
 私立学校振興助成法の対象外である高等専修学校は、どうなるのでしょうか。
 心配で仕方ありません。

校長  情報ID 54831 番  掲載日時 07/02/2013 Tue, 09:30