台風の後で 


壊れたよしずは、再利用します
大きな箒が本当に大きくて笑っちゃう
畑の看板もリニューアルしています

台風一過、素晴らしい青空が広がりました。

今回の台風では、おかげさまで本園やこの地域は大丈夫でしたが、
皆様のご家族の関係やお知り合いには、
被災された方もいらっしゃることと思います。
心よりお見舞い申し上げます。

さて、台風が過ぎた幼稚園では、歯や枝が散らかって、
夏の間に活躍した「よしず」の一部もほどけて、
ばらばらになってしまっていました。

この様子をみながら、登園に際しては、
(園児ができない幼稚園の周りの道路や危険への対処は、
先生達できちんと整備した上で、)

園内の一部は、あえて台風の後そのままに、手をつけずに園児を迎えました。

幼稚園で過ごす園児達に、台風の後の環境を
遊びに転用したり、片付けを考えたり、掃除もできるような教育の場として
考えたのです。

何もかも先生達が、何事もなかったように片付けてしまっては、
台風という自然とのふれあいの場面を
無くしてしまうことにつながりかねません。

いつもとは違う楽しさのあるお掃除、
よしずを崩して、焼き芋作りの燃材づくり、
落ちてしまった畑の表示の修理など
年長さんを中心にして自分達で考えて、行動していました。
先生の指示ではなく、自らの楽しさとして!

「台風の後、いつもと違う幼稚園の環境を
自らきれいに片付けたり、素材を活用したりして楽しむ。」
ということでしょうか。

こういう経験は、
どのような環境の用意(先生のまなざしや働きかけ)から育っていくのか
保育後の職員会議でも、振り返り、話し合われています。

今日も、子ども達の素敵な時間が流れています。


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園長 加藤篤彦  情報ID 55749 番  掲載日時 09/17/2013 Tue, 15:46