校長の独り言【441】 



 10月に入り、後期中等教育機関の平成26年度生徒募集が本格化してきました。
毎日の様に、各団体(私学協会、PTA、塾、NPO、民間等)主催の説明会、相談会の案内が、新聞広告、折り込みチラシ、ダイレクトメール、更にはネット上等に登場しています。

 この現象は、都市部だけの現象であるようです。
 東京には、現在、15歳で入学できる学校は、都立高校(全日制、定時制、通信制)、私立高校(全日制、定時制、通信制)、高等専門学校、文部科学省所管外の学校(例:農林水産省の競馬騎士養成の学校)、民間教育施設(サポート校、フリースクール等)、それと、高等専修学校があり、選ばなければ、全入時代を迎えています。この状況下で、各校とも学校の存続をかけ、懸命に生徒募集を行っているのです。

 つまり、東京の中学校3年生は、約800数校の中から、1校を選び受験することになるのです。だからこそ、遠回りしない学校選択をしてほしいのです。
 
 そのために、高等専修学校について正しく理解してほしいので説明したいと思います。
 高等学校は普通教育が主体ですが、高等専修学校は職業教育、キャリア教育が主であり、
高等学校同様に、
・私立高校同様に、「高等学校等就学支援金」の対象校
・卒業時の就職は高卒求人
・公務員試験も可能
・進学は、大学、専門学校の指定校有り

 このように、都立、私立の高等学校と何の遜色もありません。逆に、高等専修学校は大規模校がなく、家庭的で、面倒見の良さが高い評価を受けているところです。

 最後に、遠回りしない学校選択のためにアドバイスを。

○生徒のみんなへ、
 自分にとって居心地の良い学校、やりたいことがある学校、成長出来る学校を選ぶこと。

○保護者の皆さんへ、
 学校に行くのは、子ども自身です、学校選択は、本人にさせてください。自立の第一歩と考えます。
    
 遠回りしない学校選択を祈ります。

校長  情報ID 56234 番  掲載日時 10/17/2013 Thu, 09:19