校長の独り言【483】 



さて、いよいよ、あと22日で、学園は創立50周年を迎えます。

お陰さまで、半世紀にわたる生活療法、混合教育も、3歳から18歳までの教育カリキュラムが確立され、そして、卒業後の就職指導と定着の為のフォロー指導、余暇活動への支援、更には、親亡き後の自立のためのグループホーム、ケアホームの運営、成年後見個別相談会の開催と、学校法人、学校としては、全国的にも他に例のない体系を作り出してきました。

正に、『自閉症児とは一生のつきあい・・・・・』の具現化 が進んでいると考えています。

そして、具現化の最後は、何回もお話しておりますとおり、
創立の母 北原キヨ先生の夢である、「ユートピアの実現」です。

ご承知のように、チロル学園も、南アルプス市と本学園間の契約が整い、今年度より、正式にお借りすることになりました。リニューアル工事も終え、高等専修学校の生徒だけではなく、9月には中学校の3年CDE組、10月には小学校の5.6年のCDE組が試験的利用も終え、平成27年度からは、本格的利用を開始する予定です。

平成27年度は、学園の在校生だけで、年間で延べ1,000泊以上の利用が予定されています。当然、ホテル、旅館ではありませんので、すべての管理運営を学園が行わなくてはなりません。

そこで、チロル学園に隣接する、元チロル学園の職員寮であった、10畳のワンルーム、バス、トイレ付の6部屋の建物を、山梨友愛寮として、チロル学園の管理と農業をメインとし、ユートピアの実現の第一歩を、来年4月より踏み出すこととなりました。

詳細につきましては、まず、卒業生の保護者の方の説明会を予定しておりますので、そちらが終了いたしましたら、改めて、在校生の保護者の皆さんに、お話させて頂く予定にしております。

夢を 実現させるために。

校長  情報ID 61740 番  掲載日時 10/20/2014 Mon, 09:38