2015年1月17日(土)
武蔵野東中学校「北原記念体育館」で、武蔵野東学園連合後援会主催の「50周年記念講演会」が開かれました。土曜日の午後でしたが200名を超える保護者のお申し込みがありましたし当日は教職員も参加させていただきましたので、400名近い聴講になっていたようです。
この講演会は連合後援会が実施してくださってきた50周年記念の襷リレー・グッズ販売・文集発行に続く最後のイベントです。
第一部は基調講演として全国特別支援教育推進連盟理事長 大南英明先生(…というよりも学園のアドバイザリーボードメンバーとして学園の研究活動などにもいつもお力添えをいただいている「おおみなみ先生」)に 共に生きる社会を目指して―共生社会の基盤となる特別支援教育の推進― という演題でお話いただきました。
公立学校がモデル事業としてはじめた巡回による指導のこと、バリアフリーとユニバーサルデザイン、など学園をよくご存知の先生だからこそ、私たちが考えていくべき様々なキーワードをいただいたことと思います。機器の不具合等で画像のご提示などをいただけなかったのは申しわけないことでしたが、そのことすら温かく包み込んでくださる大南先生のお人柄を感じるご講演にもなりました。
第二部は「東学園50周年から発信する未来へのメッセージ」という題でのパネルディスカッション。
基調講演をしていただいた大南先生のほか、連合後援会代表幹事、後援会OBの方のほか、学園からも入口と出口?ということで幼稚園長と高等専修学校長がパネラーとして参加させていただきました。
発信という観点からは、武蔵野東学園が半世紀積み上げてきたものをどのように提供していくのか、自閉症児の教育という観点だけでなく、障害のない生徒たちは社会に出て何を感じ何をおこなっているのかという視点を持った研究なども必要という意見などをいただきました。
また、保護者としての観点から、東を支える力としての「後援会」の役割、親のつながりなどの話題にもなりました。お子さん方が卒業されても保護者は卒業しないという武蔵野東学園ならではの強い保護者の皆様のご支援があったからこその学園の50周年なのだということもあらためて思いました。
講演のあと、体育館は別の使用予定があったので、おそらく「もう少し話したい」あるいは「もう少し話を膨らませてほしい」と思われる中でお時間となってしまったのが少し残念ですが、保護者の方がこのような企画をしてくださったことに感謝申し上げたいと思います。
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学園 企画室 情報ID 63020 番 掲載日時 01/19/2015 Mon, 10:45 |