うなずきのバリエーション 



 こちらが一生懸命話しているのに相手が無表情だと、「分かっているのかな」、「ちゃんと聞いてくれているのかな」と不安に思う時があります。聞いている方は、うなずいてみても「はい」の一言で終えてしまうと、かえって相手を不安にさせてしまいます。
 
 改善策の一つとして、聞き手が「あ~」、「うん、うん(はい、はい)」、「なるほど」、「そうなんだ」、「そうですね」などのような相槌を打つことが挙げられます。それによって、話し手は「きちんと聞いてくれているな」、「伝わっているな」と理解してくれます。このように、うなずきのバリエーションを増やすことで、コミュニケーションは成立していくものです。
 
 相手のことばをリピートする方法もあります。例えば、「昨日は○○さんとばったり〇〇で会ったよ。」と言われたら、「○○さんとお会いになったのですね。」と言うのです。その繰り返しだけでも、「相手は自分の話をちゃんと聞いてくれている」という確信を持ってくれるはずです。

 以上のように、お互いのことを理解しあうためにも「うなずきのバリエーション」が豊富であればあるほど、コミュニケーションを深めることができるようになるわけです。ご家庭でも、お子さまと会話するときの参考にしてみてください。

木村 修二  情報ID 63211 番  掲載日時 01/28/2015 Wed, 14:15