校長の独り言【502】 



 性格と人柄
 一般的に、性格の性は性分です。つまり、生まれ持った性格属性です。
 人柄は対外的に用いられる人物評です。

 人間はとかく、「あの人は性格がいい人」とか、「悪い人」とか言いますが、必ずしも、周りの人が全て同じように感じている訳ではありません。ある人の見方は、いい人であっても、別な人から見れば悪い人である場合も往々にしてあり得ます。つまり、誰でも同じという訳ではありません。

 テレビを見ていると、事件報道の時に、容疑者の知り合いが良くコメントしていますが、「おとなしくて良い子だったのに」とか、それぞれの立場、相手、周りの状況ごとに、「人柄」を総合判断して使い分けて喋っているように思います。

 つまり、性格と人柄は人それぞれによって違うように、周りの人の、その人の見方や感じ方も、付き合いの度合い、立場、周りの状況等の違いによって変わります。

 日本人は、帰属意識が強いと言われています。
 属する集団の願い、目標は、そこに属する人の性格や人柄に左右されず、ブレルものではありません。

 そして、日本人は人が良いと言われています。
だからこそ、尊重し合い、助け合うのではないでしょうか。

 生産性を追求する企業でも、教育の場である学校にいても、全く同じであると思います。

校長  情報ID 63760 番  掲載日時 03/04/2015 Wed, 11:18