校長の独り言【519】 



 私が代表幹事を務める、東京都高等専修学校部会の今年度事業目標です。

 平成26年4月に、専修学校の中に先導的試行として「職業実践専門課程」が創設されました。そして、平成26年9月30日には、「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」が、生涯学習政策局と高等教育局とで合同で設置され、18人の有識者の先生方で、新学校種の議論が急ピッチで展開されています。

 今や、高等教育機関において、大学を中心とした普通教育一辺倒ではなく、専門学校の行う職業教育の重要性が見直されているところであり、これは決して、後期中等教育機関に関係のない話ではないはずです。

 現状の若年層の離職率、フリーター、ニート等の社会状況を鑑みた時に、後期中等教育機関においても、現状の高等学校の普通教育一辺倒の認識を打破しない限り、この問題の解決はできないと思っています。
 2020年度に導入される高等学校の学習指導要領には、職業教育の充実が入ってきます。正に、職業教育がいかに重要であるかの証であると思います。

 職業教育の重要性が実証されつつある今、高等専修学校の存在感を示す時であると思います。目標達成のために、全ての会員校のご理解とご協力を切にお願い致します。そして、協会事務局の今まで以上のご支援を切にお願い申し上げます。

◎重点目標
◆教育振興費補助(高等課程)の改善と増額
  →現在、全国で東京都は5位、故に一番の補助金の実現を目指します。
   ※平成27年度 生徒一人単価 158,600円 前年度比プラス3,200円の実態

◆生徒募集の強化
  →広報の機会拡大と学種の社会的認知促進を目指します。

◆アンケート調査への100%の協力
  →アンケート結果を会員校総意の声として、行政に投げかけ高等専修学校の振興を推進します。

校長  情報ID 65521 番  掲載日時 06/19/2015 Fri, 12:04