校長の独り言【523】 



 専修学校制度制定40周年記念式典・祝賀会が、7月10日(金)に開催されます。

 専修学校は、「職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図る」ことを目的として組織的な教育を行うものであります。
 1976年(昭和51年)に、学校教育法に専修学校の規定を加える法律が施行され、それ以前に各種学校であった教育施設のうち、設置基準を満たすものが専修学校に移行しました。
 専修学校には、高等課程(高等専修学校)、専門課程(専門学校)、一般課程のいずれかまたは複数が置かれています。

 中でも、専門学校では、平成26年度より職業実践専門課程が制度化され、更には、平成31年を目標に、「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会」が設置され、大学の枠組みの中に企業と連携をした職業教育の高等教育機関の制度作りが始まっています。

 この状況下で、高等専修学校の振興策は中々進展しません。
ただ、このままでは、ある一部の地域、具体的には授業料無償の大阪府、社会的認知の高い愛知県を残し、この学種は消滅してしまうのではないかと危惧を抱いています。

 後期中等教育機関の中で、独自の役割を担う高等専修学校が社会に求められている訳ですから、高等専修学校自らが情報発信をしなければなりません。

 そこで、多くの皆さんに高等専修学校を知って頂く為に、下記のように東京の高等専修学校相談会を開催します。
 中学校の進路指導担当・保護者・生徒を対象に 高等専修学校の概要、各分野の高等専修学校の特徴を説明します。 あわせて各校との個別相談もありますので、 気軽に足をお運び下さい。

平成27年7月11日(土) 午後2時 ~ 午後4時30分
会場:ホテルサンルートプラザ新宿(JR・地下鉄/新宿駅)

 高等専修学校相談会の冒頭で、私が高等専修学校の概要を分かりやすく説明いたしますので、どうぞ、お越しください。


校長  情報ID 65806 番  掲載日時 07/03/2015 Fri, 13:32