集中力の持続 



現代はIT技術が発展・進化してきたことで仕事が自動化され、ミスは起こりにくい環境が整いつつあります。けれども、人為的なミスが大きな問題につながることはまだまだ後を絶ちません。そこで、どのような対策を講じることで、人為的なミスが少しでも減らせるかを考えてみたいと思います。

ミスをしようと思って、いい加減な気持ちで仕事をしている人はいないはずです。けれども、時としてミスが特定の人に偏っていることがあります。ミスを起こした人は反省し、「二度と起こさぬよう頑張ろう。」「大事なことは忘れぬようメモをとろう。」「慌てずに落ち着いて行おう。」などといったように、自分の心に言い聞かせるものです。けれども、結果的にミスを重ねてしまうことがあるのには、どのような原因があるのでしょうか。

人為的ミス(ヒューマンエラー)を起こさぬためには、集中力を高めることが肝要です。小学校の授業は、1校時45分間です。これは、こどもが集中できる時間が最大45分前後であるというところから設定されています。
 
あるデータによると、52分働いて17分休むと生産性向上に最適な時間配分になるという結論に達したそうです。適切な作業時間と休憩時間を上手に組み合わせることがミスを防ぎ、仕事の効率を上げ、結果的には収益を上げることにも繋がるのです。
 
これは学習においても同様で、学年相応の学習時間というものがあります。個人差はありますが、単に長時間勉強を行えば学力が上がるのではなく、1・2年生であれば15分間、3・4年生であれば30分間、5,6年生ならば45分間の学習と10分間の休憩をワンサイクルとすることが望ましいと言えます。

集中力を持続できる理想的なタイムスケジュールを立て、目標を達成させるための明確な目的意識を持って、あらゆることにチャレンジしてみましょう。

木村 修二  情報ID 71115 番  掲載日時 06/29/2016 Wed, 08:30