校長の独り言【568】 



 先日こんなことがありました。
 会議の為、いつものように、三鷹駅から始発の総武線に乗った時でした。
 私の隣に座った、30歳後半の男性が、座席に座ると同時に、大きな「ため息」をつきました。すると、今度はメールを読み、また「ため息」をつきました。その後、落ち着きがなく、「ため息」を何回かついていました。

 あまりにも「ため息」をつくものですから、隣の私も彼のことが心配になり、「家で何かあったのか、仕事がうまくいかなかったのか、体調でも悪いのか」、と目をつぶって勝手に思いを巡らせていました。

 その後、数分間静かになったので、ふと目をあけ、隣の彼を見ると、彼は、夢中で携帯電話でゲームをしていました。

 また、勝手に私は思いを巡らせていました。
 「ため息」が出るようなことを、忘れようとしているのか、諦めたのか、・・・・と。

 隣の、「ため息」は本当に気になるものです。

校長  情報ID 71243 番  掲載日時 07/06/2016 Wed, 09:27