園まつり 年長編② 


実験 この色の方が合うね~
これで、ポストぐらぐらしないかも!!
何人乗っても、イルカさん大丈夫だ~

~作り上げるために協力すること アイデアを出し合うこと~

 製作していくなかでも、それぞれのクラスでいろいろな“困った”が生まれます。そのときどきでみんなで考えながら作り上げていきました。

①協力にもいろいろなやり方があるんだ!
 さぁ!いよいよ段ボールを組み立てようとした時のこと。
いざみんなで動き始めると、同じところに大勢が集まりすぎてごちゃごちゃに。「これじゃあうまくいかないよ」「壊れちゃうよ」と一旦手をとめて相談をはじめました。「作りたいところで何人かのグループになったらいいんじゃない」ということになり、再スタート!土台を押さえる人、テープを切る人、貼る人と、自分の役割を見つけはじめました。力を合わせることは、みんなで一緒に同じことをやることばかりじゃないことに気付きました。

②話し合うだけじゃなくて実験してみよう!
 どんな色にしようかと話し合っている時のこと。どうしてその色がいいのか理由を伝えたり、多数決をとってみたりしましたが、なかなかみんなが納得いきません。すると、「本当にやってみたらいいんじゃない」と、実際に実験してみることに。「この色の方が合うね~」と色のバランスを見て、パターンを変えては試し、また変えて…と、一番しっくりする色合いを決めました。やりたいことを話すだけではなくて、やる前に試してみることを学びました。

③改良に改良を重ねて
 ポストを作ろう!となりましたが、段ボール箱と筒がうまく付かずに、どうしても傾いてしまいます。
「筒を刺してみたら?」→「あれ?ぐらぐらするね~」
「テープで床に貼り付けてみたら?」→「立った!だけど動かせないよ」
「筒をタコの足みたいに開いてみたら?」
 →「いいかも…でもまだちょっとぐらぐらするかも。」
「ガムテープだからダメなんじゃない?綿テープで一周貼ってみたら?」
 →「やったー!ぐらぐらしない!」
 数人の子供たちで夢中になって作っていたポストですが、時にはクラスのみんなに相談したり、いろいろなアイデアを試したりして、ようやく完成。
 子供たちの試行錯誤とアイデアと思いがたくさん詰まったポストになりました。
 また他にも、電車図鑑を片手に、より本物みたいに作りたいと意欲にあふれて作り上げたマスコン(電車の運転席のレバー)。○や□の窓を作りたいと、型紙やお手製のコンパスの道具を発明する姿。何人乗っても壊れない丈夫なイルカを作るために段ボールの土台にきっちりペーパーマッシュを詰める姿など、創意工夫に溢れた時間を過ごしました。




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たんぽぽ組 担任  情報ID 72735 番  掲載日時 11/09/2016 Wed, 17:17