口ぐせ 



 みなさんには「あっ、また言ってしまった。」というような、いわゆる「口ぐせ」はありませんか。むろん、それは人それぞれで異なるものです。口ぐせとは、過去の体験や経験から無意識のうちに思考が起こり、それが言葉として表れるものだと言われています。

 例えば、「どうせ」という言葉は、過去の失敗体験の嫌な感情が発端となって、口ぐせとなってしまったものです。「だって」「でも」「仕方ないよ」なども同じでしょう。

 これは、無意識のうちに脳が言葉の意味を額面どおりに受け止め、ネガティブな感情に変化してしまったものだそうです。ということは、逆にポジティブな口ぐせを発するように意識することで、物事を前向きに捉えられるようになったり、意欲的に取り組めるようになったりするのではないでしょうか。

 「おもしろそうじゃないか」「ダメもとでやってみるか」「ピンチはチャンス」というような口ぐせを発することで、結果が大きく変わってくるかもしれません。

 言葉には「言霊」という力が宿っていると言われます。いい意味でも悪い意味でも人を動かす力があるのです。どんな口ぐせを発するかで人生は変わってきますので、自分を励ましたり、前向きにしたりする口ぐせを発したいものですね。


木村 修二  情報ID 73491 番  掲載日時 01/27/2017 Fri, 19:09