校長の独り言【594】 



 本日は、この1年間の校内実習の労をねぎらい、頑張った生徒全員に、私からプレゼントを渡しました。
 これは、障害のある生徒への職業教育の一環で、年間を通して、製本作業やダイレクトメール等の作業で得た工賃をプールしておき、年度の終わりに、作業に係わった生徒全員にプレゼントに換え渡しているものです。
 
 私から、一人ずつ「ご苦労様でした」と書かれたプレゼントを渡すと、生徒のみんなは両手でしっかり受け取り、大きな声で「ありがとうございます。」と笑顔で答えていました。「お母さんに渡します。」などと、生徒は笑顔いっぱいでした。
 過去、ある保護者の方は、初めて子どもが働いて得たプレゼントということで、神棚や仏壇に供えた方もいらっしゃいました。
 
 やはり、このプレゼントから、将来、社会人となりお給料を得て、自分の為に使える喜びを知るきっかけとなる事は、職業観の育成につながるのです。これこそ、生きた教材であると思っています。

校長  情報ID 73812 番  掲載日時 03/01/2017 Wed, 09:31