校長の独り言【597】 



 3月14日に、「これからの専修学校教育の振興のあり方検討会議」の最終報告書(案)が発表されました。

具体的には、大きく次の3点にまとめられていました。
(1)専修学校教育の人材養成機能の向上について
   略
(2)専修学校教育の質保証・向上について
   略
(3)学びのセーフティネットの保障について
<特色化・魅力化支援(プロジェクトA)>
【修学支援】
 ① 修学困難な専門学校生に対する経済的支援のあり方検討
 ② 個に応じた多様な学びの機会の保障
  専修学校は、一条校と相まって個に応じた多様な学習機会を提供している中で、
  学ぶ学生・生徒の目線に立ち、専修学校における多様な学び・教育の実現に向けて
  課題があるものについては、今後とも課題の解決に向けて対応していくことが必要。
 ③ インクルーシブ教育システムの実現
  柔軟に教育課程を編成できる専修学校の強みも生かしながら、高等専修学校等にける
  特別な配慮が必要な学生・生徒の多様な学びの促進と必要な支援を進めていくことが
  必要。
【基盤整備】
 ④ 専修学校の教育基盤整備支援
  平成28 年熊本地震により被災した専修学校等施設設備の復旧も含め、教育基盤整備等
  について、必要な支援の実現を進めていくことが必要。

<高度化・改革支援(プロジェクトS)>
【地域の人づくり】
 ⑤ 高等課程の機能強化
  特別な配慮を必要とする生徒等の特性を踏まえた支援体制・教育手法の開発・
  実証を進めるなど、多様な学びの場としての高等課程の教育機能強化の在り方
  について、検討を進めることが必要。

 特に、「(3)学びのセーフティネットの保障について」に記載の振興策が、早期に実現することを強く願うばかりです。

校長  情報ID 73966 番  掲載日時 03/16/2017 Thu, 08:48