第1回セミナーが開催されました 



 本日は目白大学保健医療学部言語聴覚学科教授、NPO法人LD・Dyslexiaセンターの春原則子先生をお招きし、「読み書きが困難な子どもの対応と支援」というテーマで講演をしていただきました。保護者の方々を中心とした56名の参加がありました。

 講演の前半では、発達性読み書き障害の基本的な理解ということで読み書きの困難さの要因や事例について説明していただきました。また、障害への気づきという点では、学習や授業での難しさや子どもの特性に、まず指導者や支援者側が気づいてあげることが重要であるとお話しいただきました。後半では、支援や指導の方法や学習課題の紹介など具体的な対応や、二次障害を防ぐためにどのようなアプローチが考えられるかについて説明があり、子どもたちはやらないのではなく、できるようになりたいと思っていることを理解することが大切であるとのお話がありました。

 講演に対して、参加者の方々からは「検査や具体的な支援の方法について知ることができてよかった。」「子どもへの関わり方、言葉のかけ方を見直すよい機会となった。」などの感想が多数寄せられました。

 次回のセミナーは平成29年11月7日(火)10時から帝京大学教職大学院教授の砥抦敬三先生をお招きし、「自閉症スペクトラムの理解と指導・支援」というテーマで講演をしていただく予定です。ご参加をお待ちしております。

教育センター  情報ID 74550 番  掲載日時 05/25/2017 Thu, 14:51