いい顔 



 「目は心の窓」と言います。目を見ればその人の本心がわかるという意味ですが、目の輝きはその人の第一印象の大きな部分を占めます。輝く目は、スポーツ観戦や芸術鑑賞などの心がときめき、躍動するものを多く見ることで育ってくるものだと思います。

 「笑う門には福来たる」とも言いますね。笑顔が素敵な人と付き合っていると、こちらの気持ちも和むものですが、笑顔を作ることは案外難しいものです。接客業の方たちはお客さんを笑顔で迎え入れていますが、社交的な笑顔のために、目じりには小じわができないと聞いたことがあります。

 とは言っても、一般的に目じりの小じわは気になるものです。年齢とともに自然と顔の筋肉が衰えてくるのはいたしかたがないことですが、いつまでも若々しい表情を保つためには、良くしゃべったりカラオケで歌ったりすると、口の周囲の筋肉の維持に効果があるようです。

 また、運勢が上向いている人や感じのよさそうな人の表情に似せてみるのも効果があります。これを「ミラーリング」といいます。それによって、知らず知らずのうちに幸運が訪れることがあるかもしれません。

 日常生活の小さな出会いの中に喜びが見つかれば、自然と心が豊かになり、それが笑顔となって表れるものです。自分が笑えば人を笑顔にすることもでき、自分自身の免疫力も上がってくるでしょう。
 
 これらのことは、大人も子どもも同じです。日々の生活の中で、常にいいものを意識して、自分も周りも幸せにできる「いい顔」を育ててみてはいかがでしょうか。

木村 修二  情報ID 75094 番  掲載日時 07/13/2017 Thu, 15:03