武蔵野東学園広報 第16号 【オンライン版】    平成16年(2004年)7月9日発行

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中学校

 初夏にさわやか! 合唱コンクール

 夏を思わせる明るい陽の射す一日、6月23日に第21回「合唱コンクール」が三鷹市芸術文化センター・風のホールにて行われました。
 1学期にはクラスを単位とした行事が組まれており、前半の「球技大会」とともに「合唱コンクール」はクラスが団結し、そして学校中が盛り上がる行事です。新クラスになった4月から曲選びをし、曲想を練り、工夫を加えて練習を重ねてきました。、そして迎えた本番当日、どのクラスも自分たちなりに完成させた合唱を、緊張のうちに歌い上げました。
 優勝は『若い翼は』を歌った2年B組。2年生の優勝は8年ぶりという快挙です。学園の音楽科の先生方による審査では、「発声や呼吸が揃っていてダイナミック。指揮(指揮者の桐林くんは2年連続の指揮者賞)の表現力に皆が気持ちを合わせたチームワークの良さ」が評価されました。準優勝はアカペラで『大地の歌』を歌った3年A組、曲想に変化をつけた工夫が生きていました。輝き賞(特に輝きが感じられたクラス)には1年生らしくのびのびと『風の旅へ』を歌った1年B組、特別賞には『あの素晴らしい愛をもう一度』を十分な声量で盛り上げて歌った3年CDE組が選ばれました。全体として今年はレベルが高く、準優勝以下も僅差で得点が並ぶという、難しい審査となりました。伴奏者賞として馬島かなえさんが入賞した3年B組も「よくぞ難曲(『河口』)に挑戦して、ここまで仕上げた」と高い評価がありました。
 ホールに響いた若々しくさわやかな歌声は、中学時代の輝きや未来に続く希望を象徴しているかのようでもあり、また優勝を目指して力を尽くし心をひとつに合わせてきた日々は、それぞれのクラスにかけがえのないものをもたらしてくれたことを感じさせました。(写真: 心をあわせたクラス合唱

 清里山荘合宿

 5月は1年生全員と2年CDE組、6月はCDE組全員で小金井市の施設を利用して清里山荘合宿を行っています。「合宿」という名称がついているのは、創立当初に、北原キヨ先生の青梅の山荘に宿泊して学校生活を送っていた「合宿」生活に由来するもので、清里を利用するようになった今も1年生のガイダンスや、CDE組の生活面の見直しなどを主眼に続けています。
 5月の1年AB組の合宿目的は学園理解教育として、創立者の願いや混合教育について知ること、またこれから始まる自主学習の基本として「プランノート」の使い方について研修すること。校長先生からは、「中学校からのがんばりが、将来をつくる」ことなどのお話をうかがいました。夜の学習では11時まで学習する生徒もいて、互いの学習方法が刺激になりました。また食事当番をAB組とCDE組とで一緒に行い、新たなスクラムもスタートです。
 6月の全CDE組の合宿は生活面のトレーニングを目的として、今回は特に入浴の仕方や余暇の過ごし方の指導に時間をかけました。清里は東京にない自然の味わいも格別です。最高の天気に恵まれた2日目、さわやかな空気を胸いっぱいに吸いこみ行く手に広がる八ヶ岳のパノラマを眺めつつ、爽快な気分でハイキングを楽しみました。さらにハイキング途中のソフトクリームも清里ならでは。第1回の美しの森と第2回の清泉寮と食べ比べてみて、どちらも甲乙つけがたい日本一のおいしさというのが生徒の感想です。(写真: 八ヶ岳のパノラマを眺めて

  太陽光発電

 環境教育の一環として、この夏休みに中学校の屋上にソーラーシステム(太陽光発電の装置)を設置することになりました。約4.5m×18mのソーラーパネルにより、1時間当たり最大15kwの発電が可能となり、1階ロビーに設置される表示装置で随時発電量を確認することができます。また一方では、発電量のデータを提供して、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構の「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の共同研究に参加することにもなっています。近年は水素などを資源とした新しいエネルギーが注目されています。新しい世代に生きる中学生にとって、この太陽を資源とした発電が、身近に環境を考えるきっかけになることを期待しています。


パネルの設置予想図

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