武蔵野東学園広報 第22号 【オンライン版】    平成18年(2006年)7月18日発行

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学園総合

  教育センター

 新しい環境のもと、平成18年度より活動内容を拡充し、療育プログラムやセミナーの開催などの活動に取り組んでいます。
 現在100人を越える子どもたちが療育プログラムを受講するために通ってきています。4月にスタートを切り、今では週1回のプログラムがすっかり定着して、自分からカバンに筆記用具などを入れて準備をするなど、センターへ通うことを楽しみにしている子どもが増えてきました。多くの方に受講を希望していただいていることからも、学園が40年以上にわたって取り組んできた教育に対する期待の高さがうかがえます。保護者講習では、幼児と小学生に分けて家庭での療育についてきめ細かく解説を行い家族への支援にも努めています。この夏休みには5日間集中型のサマープログラムを行います。このプログラムは長期休みごとに実施してきており、地方から多くの方が参加しています。
 また、保護者や子どもたちへの支援に関わる方を対象としたセミナーを開催しています。4月2日に行われた春季セミナーでは、学園のアドバイザリーボードである大南英明先生(教育)、須田初枝先生(福祉)、副島洋明先生 (法曹)に講演をいただき、発達障害をめぐる様々な視点からのお話をうかがうことができました。この他、「支援者のためのセミナーシリーズ」を年間10回土曜日に行っています。受講者には、保護者を中心に教育や福祉に携わる方などがいます。5月に行われた第1回セミナー「発達障害の基礎を学ぶ」では太田昌孝先生と谷口清先生に、6月の第2回セミナー「発達診断の理解と活用」においては内山登紀夫先生と東條吉邦先生に講演をしていただきました。7月8日に行われた第3回セミナー「家族への子育て支援」では寺山千代子先生と大屋滋先生に講演をお願いしました。大屋先生は、脳外科医で自閉症協会千葉県支部長でもあり、保護者の立場からご自身の経験をふまえてお話しくださいました。
 今後は、8月4日(金)・5日(土)に夏季セミナー 「発達障害児・者の理解と支援をめぐって」、9月2日(土)に第4回セミナー 「ことばとコミュニケーションの支援」、9月30日(土)には第5回セミナー 「体育・音楽・遊びへの支援」 が続いて開催されます。詳しくは教育センターのホームページなどをご覧ください。
グループでのプログラムの様子 春季セミナー 第2回セミナー

 チャレンジショップ「ゆう&あい」

 4月6日にオープンして早3ヶ月が経過しました。毎日、平均して100名ほどの方が来店して喫茶や軽食をとりながらコミュニティの輪が広がっています。レンタルボックスにもキーストーンさんの貴石や化石、ベラドンナさんの焼き菓子などが加わり、にぎわっています。今後さらに充実を図っていきますのでホットな空間としてご利用ください。

 友愛寮からのお知らせ

 5月の連休明けから、ショートステイの機能もスタートしている友愛寮。既に小学生の利用がありました。お預かりする方をよく知っている本学園の教員が支援員として同行しましたので、大変スムーズに終えることができました。お預かりする寮としても、大変心強いシステムと改めて感じております。緊急時には、是非ご活用ください。

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