武蔵野東学園広報 第23号 【オンライン版】    平成18年(2006年)12月26日発行

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中学校

   「生命科」職業観に関する講演会

  ABクラスの「生命科」の授業には『将来観』という単元があります。中学生が将来を考える上で欠かせないのは職業に関する視点を持つことです。今年は2回にわたり、後援会有志の保護者の方が職業観に関する講演会を企画、実施してくださいました。(写真:小グループでディスカッション
 9月30日に行われた第1回講演会は1~3年AB組生徒を対象に、ゲーム制作、ビジネス通訳、元客室乗務員、鋼橋設計、グラフィックデザイナーの、5人の在校・OBの保護者によるパネルディスカッション。皆さんの仕事の紹介のあと、生徒からの質問に答える形で進みました。生徒が聞きたいのは、その仕事の内容や魅力といったものから、失敗することはあるのか、収入はどれくらいか、休みはどれくらいかなど多岐にわたります。皆さんの、仕事により鍛えられた味のある回答に、生徒たちはどんどん引き込まれていました。終了後の生徒の感想から。

  • 仕事に大切なことは…信頼関係、健康管理、効率よく進めること、相手の立場にたつこと、自分にあっていて達成感の味わえる仕事につくこと

  • 印象に残ったこと…「一番感じたことは、今中学で言われている基本的な事が社会に出ても大切だということ。今をもっと大事にしようと思いました。」「すごくいいなと思ったのはみなさんが自分の仕事に誇りを持っていることです。」「みなさん職種もきっかけも違うのに達成感は一緒なんだと思った。」「どんな道でも、その道のプロになることが大切、という言葉にグッときました。」「どの仕事も見えないところで苦労しているんだなと思った。」「いいものを作ろうと思ったら限界がないということで、その仕事を楽しんでいるんだなあと思いました。」

 第2回(12/2)は第1回をふまえ10の職業別のグループに分かれ、少人数で講師の方からより専門的な話を聞いたり、質問をしたりしました。

  • 「司法系」に出席した生徒の感想から…「実際に聞いてみると勉強することばかりで、自分がその夢に向かってすべき事がよりハッキリしました。裁判官の方が着ている黒い服が着られてよかったです。いい経験になりました。国語・数学をしっかりやった方がいいということなので、がんばります。」

  伝統にふれる校外学習

  9月の2年生の京都奈良校外学習、今年は1日目に世界最古(法隆寺)と世界最大(東大寺)の木造建築を見学し、2~3日目は班ごとに決めたルートをめぐり、中には八つ橋を作る、清水焼の絵付け、友禅の染付けをするなど体験を取り入れる班もありました。2日目の夕食後には宿舎近くの祇園から本物の舞妓さんが来て、踊りを披露してくれました。舞妓さんへのインタビューでは、「着物は誰が買うんですか、いくらですか」「舞妓さんはどんなことが大変ですか」など興味津々な質問が相次ぎました。寺院などの見学だけでなく、古都の伝統にも触れた校外学習となりました。写真舞妓さんと記念撮影

 部活動、大会での活躍と
      体力つくりコンテスト入賞

  夏から秋にかけて3つの部が全国レベルの大会に出場、入賞を果たしました。体操競技部は3年連続の全国大会進出、徳島県鳴門市で開催された今年は男子団体総合3位、女子団体総合7位、個人総合で2年の村上くんが2位の成績を収めました。陸上競技部は香川県丸亀市で行われた全国大会に3年の滝本さんが走り高跳び、遠藤くんが800mに出場しました。秋にはジュニアオリンピックに滝本さんと1年の板野さん(走り幅跳び)が出場し、滝本さんは全国4位の成績でした。ダンス部は秋の全国中高ダンスコンクールで奨励賞を受賞、昨年まで3年連続優勝のトロフィーが贈られました。
 全校で取り組んでいる毎日新聞社主催の「毎日カップ中学生体力つくりコンテスト」では、今年も奨励賞を受賞。これで8年連続の全国レベルの入賞となりました。
 

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