武蔵野東学園広報 第24号 【オンライン版】    平成19年(2007年)3月12日発行

 『東だより』トップページへ    学園トップページへ

中学校

 今年度は 「アシスト」を重点に、他者への気遣いとともに更なる自発性の伸長にも取り組んだ年度であり、日ごろのクラスにおける自治活動や、行事の運営などにおいて、少し視野を広げて他者を気遣う行動や、新たな発想の芽吹きが見られました。たとえば学園祭では新体育館を利用した活動を実行委員会が企画し、生徒による前日祭が実施されたことも、そのひとつでした。各行事や校外学習ではABクラスとCDEクラスの生徒がペアになり「アシスト」の気持ちを持って準備から実施にむけての活動をすすめ、より一層の絆が深まりました。
 ABクラスの重点教科である英語では、英語検定において2級・準2級レベルに3年生の31%、2年生の24%、1年生も3級レベル以上に29%が合格して、今年も成果が見られました。CDEクラスでは 「生活技術の向上」を引き続き重点に「仕事」と「手作業」をカリキュラムの中心にして学習を行いました。『体験』や『実習』などの授業との連繋、またご家庭での手伝いなどのご協力をいただいたことにより、目標とする生活技術が身についてきています。
 またABクラスの 『生命科』職業観の授業に関わっては、保護者の方に2回の講演会を催していただき、生徒のよい刺激になったことも今年の特筆すべき事柄でした。
 部活動では、陸上競技部の2名が走り高跳びと800m走で全国大会に出場、1名がジュニアオリンピックの走り幅跳びに出場。体操競技部が3年連続で全国大会に出場し、男子は団体総合3位、女子は団体総合7位の成績を収めました。またダンス部も全国コンクールで奨励賞を受賞して健闘しました。
 3年生ABクラスの進学は、私立では海城高、成蹊高、中央大杉並高、中央大附属高、豊島岡女子高、明治大明治高、早稲田大高等学院、早稲田大実業学校高、都立では国立高、国分寺高、西高ほかに合格を果たし、各自が将来の目標に照らした進路選択を行いました。(
写真: 「お互いに“アシスト”の気持ちをもって」

高等専修学校

 高等専修学校は、北原記念館の完成と同時に、念願の友愛寮とチャレンジショップもオープンし、この1年で大きく、そして着実に歩みを進めることができました。今年度は、リニューアルされた校舎で4月をスタートしましたが、特筆すべきは、まず、20周年という節目の年にあたり、数多くの記念行事を開催したことが挙げられます。6月のスポーツ大会で行ったギネスに挑戦 「600人のあみだくじ」(国際的ではないという理由で認定に至らず)。「障害のある生徒の進路指導を考える」をテーマに7月に行った 「公開セミナー」。本校を広く一般の方にも理解していただこうと吉祥寺ロンロンで開催した 「学校展」などです。二つ目は、教育の質の向上を目指して行った 「部長制」の導入です。生徒指導の多様化に伴う対応の強化のために、また、本部機能移転による職員室の二分割化に伴っての、この新たな組織変更により、一層充実した学校運営が図られたと確信しております。三つ目は卒業進級判定試験後のカリキュラムの改変です。進路指導の充実と職業観の育成を目的として選択制授業を導入しました。自己を見つめ直し、必要なスキルを身につけるために、自己を探求していく過程から自主性の強化を図りました。
 委託事業としては、東京しごと財団心身障害者職能開発センター障害者委託訓練 「ITの基礎」と 「専修学校におけるNPO団体等と連携したニートに対する職業教育支援事業」 「義務教育までのスキルを活用した職業観育成カリキュラムの構築」も行いました。
 部活動においては、全国高等専修学校夏季体育大会の駅伝競走で男子優勝女子準優勝、軟式野球優勝、卓球男子団体優勝他昨年同様の好成績を収めることができました。また、ラグビー部は多摩地域交流大会において中心となって大会の運営に携わりました。
 昨年度に引き続き、本年度も 「進路指導《職業観の育成》」と 「自己開示と表現力の強化」を重点に掲げ、日々の学校生活を通して指導してまいりました。その結果は、慶應義塾等の大学や専門学校への合格。そして就職率百パーセントというように、3年生にも顕著に表れ、有終の美を飾ることができました。
写真: 全国高等専修学校駅伝競走大会」

 次のページへ(学園総合)