武蔵野東学園広報 第26号 【オンライン版】    平成19年(2007年)12月18日発行

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幼稚園

  学園の一貫教育の中で

 今学期は、幼稚園から高等専修学校までのつながりの中でさまざまな行事が行われました。9月11日には東小学校の理科の先生を招いて年長児を対象とした『理科実験教室』を実施しました。実験は①酸性・アルカリ性の化学反応で水の色が変わる実験、②風船にセロハンテープを貼ったところを尖ったものでさしても割れない実験、③ミカンの汁で風船を割る実験、④段ボール箱に穴をあけた空気砲の実験(空気の動きが見えるように煙を使用)の4つです。さっそく実験後には保育室で、子どもたちが博士に変身し空気砲にチャレンジしたり、花びらで色水を作り、石けん水を混ぜての変色を経験したりして目を輝かせていました。この教室は、身近な物を使って考えたり試したり、そして十分に遊ぶことで、工夫や探究心が育っていくことを願い、幼稚園と小学校が連携して子どもたちを育成できるように毎年実施しています。
 9月14日には、東中学校3年生の保育実習を受け入れました。はじめに加藤園長が「紙芝居のワークショップ」を行いました。その後、各クラスに2~3人ずつ入って子どもたちと遊んだり先生の補助をしたりしました。早速ワークショップで得たことを活かし、用意してきた絵本をクラスの子どもたちに読んだ生徒もいました。男子生徒1人対年長児数人でサッカーをして「やっぱりお兄さんは強い!」と実感したり、ダンス部の生徒が体育の時に見せてくれた、体の柔らかさに感動したりして、子どもたちには、驚きやあこがれの気持ちが芽生えるきっかけとなりました。 
 10月16日はお芋掘り。高等専修学校の生徒が年少から年長までのクラスに入り、先生の手伝いをしてくれました。幼稚園近くの井口農園までの道のりの安全確保をはじめ、畑では子どもたちが見つけた芋を上手く掘れるように、掘り方を教えてくれました。また掘り出した芋を大きな袋に入れてトラックまで運んでくれるなど、先生方の片腕としての活躍でした。

 一貫教育の中で子どもたちは多くの人たちと出会っています。この出会いを通して、自分もこのようなお兄さんやお姉さん、そして先生になりたいというあこがれにつながればと願っています。
理科の先生と一緒に お兄さんとサッカーを楽しむ ここ掘ってごらん

 「優マーク認定」を受けました

 幼稚園は防火管理上、「特定防火対象物」に位置付いています。デパートや病院、映画館と同じ高い基準で防火管理がなされます。自衛消防訓練をはじめ、さまざまな点検報告も消防署の指導のもとで行っています。「安心・安全」は、幼児であるからこそ、よりいっそう心がける大切な要素だと考えています。そこで、この度、この取り組みをさらに推進させて、優良防火対象物「優マーク」の申請を消防署に行い、署長さんより認定をいただくことができました。この嬉しいお知らせは学園祭記念式典にて加藤園長から園児やご来賓の皆様にお伝えをしました。優良防火対象物とは、消防法等の法令上の防火基準に適合し、建物の避難安全性や自衛消防活動能力が優れていることなど、防火安全対策が評価された建物に認定されるものです。「優マーク」は各幼稚園の玄関に表示してありますから、どうぞご覧下さい。

認定証

 地域の行事に参加

 スポーツの秋、収穫の秋。幼稚園のある関前地域でもさまざまな行事が行われました。10月21日にはさわやかな秋空のもと、青少協関前南地区主催の「地域運動会」が開かれました。今年は幼稚園の教員4名が、リレー選手として第一・第二幼稚園のある2つの地区メンバーとしてエントリーし、地域の皆様と触れ合いながら楽しい一時を過ごすことができました。また、10月28日にはふたつの幼稚園のちょうど中間に位置する「市民の森公園」の収穫祭がありました。地域のボランティアの皆様が企画運営されている収穫祭ですが、邑上市長をはじめ、市の職員の方々、地域の方々、そして幼稚園のお友達と家族の皆さんも加わり、にぎやかなイベントとなりました。園児たちはオープニングに参加して、元気の良い歌声で開会を盛り立てました。マジックショーにオカリナ、草笛の演奏、公園内でのお芋掘り、笹舟競争、紙飛行機作りなどで楽しく過ごしました。

収穫祭に集まったお友達

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