武蔵野東学園広報 第26号 【オンライン版】    平成19年(2007年)12月18日発行

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教育センター

 

 今年度も後半に入り、療育プログラムを受講する子ども一人ひとりの後半期の目標設定も終えて、新たなゴールに向けたスタートを切っています。療育プログラムの様子や親子で楽しんだイベントなどを紹介します。

サマープログラム 地方からも参加しやすいように長期休みに行なっているこのサマープログラムが早3回目となり、すっかり定着して毎年楽しみにしてくれている遠方からの参加者もいます。今年度は、希望者多数のため、前半後半の2回に分けて実施しました。北は北海道から南は九州まで延べ96組の親子が、猛暑にも負けず毎日元気に通ってきてくれました。幼児は夏にちなんだ製作、小学生は、算数では時計、国語では電話の学習に取り組みました。額に汗しながら様々な活動に一生懸命チャレンジする姿は、達成感にあふれた笑顔とともに、教育センターの夏の風物詩となっています。この経験はきっと子どもたちの自信につながったに違いありません。保護者にとっても「日々の子どもの接し方のヒントとなることが多々あり、その都度目からウロコが落ちました」「熱心で心優しい多くのお母様方と知り合えたこともプログラムのおかげです」という感想にみられるように、有意義な研修及び交流の場になったことと思います。冬休みにはウィンタープログラム、春休みにはスプリングプログラムを実施する予定です。

ラーニングプログラム 教育センターでは、少人数グループでの療育の他に、2人一組で認知能力や国語や算数などの学習能力を高めることを目標としたラーニングプログラムを実施しています。よきライバルの2人は、競い合ったり励まし合ったりと絶妙のコンビネーションを見せています。1時間みっちりと課題に取り組んだ後には、保護者に課題内容や家での練習の仕方などについて伝えています。鉛筆を正しく持つこともおぼつかなかった子どもが、線結びができるようになったり、ひらがなが書けるようになったり、その成長を目の当たりにできることがスタッフのなによりの喜びとなっています。

体育教室 今年度は4年生のプログラムもでき、ボール運動、竹馬、跳び箱、鉄棒、ローラースケートなどに取り組んできました。まず準備体操をし、一列に並んでのジョギングで一汗かいてから、体育器具を使った練習に入ります。持続して走ることに慣れていなかった子どもが多く、小学校の校庭1周だけでも最初は苦しそうでしたが、今では黙々と10周を走り通すことができるようになってきました。これからの成長が楽しみです。

茶話会 今年度は、療育のグループを越えた保護者同士の情報交換の場がほしいとの要望に応えて、年間5回の保護者の茶話会を設けました。講師を招いて話を伺ったり、異年齢グループでディスカッションをしたりしています。幼児の保護者は小学生の保護者の就学の経験談などに熱心に耳を傾け、矢継ぎ早に質問がなされていました。話は尽きず、毎回あっという間の2時間となっています。

ファミリーデイとワークショップ センターでは、親子で楽しむことができるイベントをいくつか開催しています。夏休みの終わりには、ファミリーデイとして、Jリーグの川崎フロンターレとそのスポンサーである富士通より招待を受け、家族でJリーグの公式試合観戦を楽しみました。得点したときには、いただいたタオルを振って大いに盛り上がりました。サッカー観戦は初めてという親子も多数でしたが、これを機にサッカーに興味を持ち始めた子どももいるようです。また、バランスボールを使用した運動でリラクゼーションを経験するワークショップも実施しました。親子でほっとした癒しの時間が持てたことと思います。

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サマープログラム(算数) サマープログラム(体育) ラーニングプログラム
体育教室(ローラースケート) 茶話会の様子 ファミリーデイでのサッカー観戦