武蔵野東学園広報 第27号 【オンライン版】    平成20年(2008年)3月7日発行

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幼稚園

 今年の教育重点は「幼児期にふさわしい知的発達を促す環境づくり」でした。この目標で2年目の取り組みに入り、自然素材との出会いや、工夫したり、試行錯誤できるような園庭環境づくりをめざしました。また武蔵野東小学校との連携から生まれた成果の一部は、夏の日本国語教育学会でのシンポジウムで発表させていただきました。冬には第二園庭に保護者のご協力によるパーゴラが完成し、新しい遊びの居場所となりました。また、薪ストーブにも火が入り、冬の新しい楽しみが増えました。
 四季折々の行事はいつの時も印象深いものです。開会まで雨を心配した運動会。30分遅れで実施でき、みんなで元気いっぱいに身体を動かして楽しみました。浴衣を着て一緒に踊った盆踊り。天候に恵まれて大自然を満喫できた年長組の山中湖お泊まり保育。中学生と一緒に行ったお餅つき。つきたてのおいしさを味わいました。そして府中の森芸術劇場での発表会では、それぞれの園児たちが精一杯に頑張ったすばらしい時間となりました。
施設面ではふたつの幼稚園ともに、消防署長より優良防火対象物の認定をうけました。また第一幼稚園では玄関まわりを整備するとともに、防犯性の向上を含めて照明設備を増設しました。第二幼稚園では、高架水槽を撤去し、新しいエアコン装置に入れ替え、屋上全面にしっかりとした防水を施しました。
 また、本園について広く地域の皆様の理解を深めていただけるように、公園の収穫祭、地域運動会、どんど焼きや餅つき、地域交流日など、子どもだけでなく教職員も多くの行事に参加しました。
 保護者の皆様には、今年度も数えきれないご支援やご協力をいただきありがとうございます。今年も子どもを中心に、子どもの幸せのために皆で歩めた1年間でした。 
画像: 「発表会」フィナーレの様子)                                                                                               

小学校

 小学校は創立30周年を迎え、いろいろな記念企画が行われました。4月の創立感謝の日には、「30歳の誕生日」として大きなデコレーションケーキを作り、9月には全校児童で人文字を校庭に描き、航空写真撮影を行いました。また、学園祭では、東京都交響楽団の方をお招きし、弦楽四重奏による記念コンサートを行いました。どの企画も思い出に残る楽しいものとなり、創立者の思いやご苦労、そして教えについても考える時間となりました。
 今年度、小学校は様々な改善を試み、変化前進へと努めてきました。「2学期制」導入は、年間予定の調整を行い、授業内容の充実を図りました。また「副担任制」導入は、より子どもたちの活動や心の動きをしっかりと見つめ指導にあたる態勢を作ることができました。CDE組については、「習熟度別授業」を国語と算数において実施し、一人ひとりの特性や学習面での力を確実に伸ばしていくことに力点を置くことができました。そしてこれらに附随して多くの改善を試みました。保護者の方々には、後援会事業目標のひとつでもあります「JoyDay」も「土曜自由登校」から改め、保護者の企画による活動を展開して頂きました。保護者ならではの視点から企画され、多くの子どもたちの笑顔や楽しい思い出を作って頂きました。「エンジョイ」の皆さん、そしてJoyDayサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
 今年度の重点は、「優しさとチャレンジ精神」「表現」でした。昨年の「思いやり」から続く「優しさ」は、もう一歩踏み込んだ「相手の心を想像する」を考え、「チャレンジ精神」は、いろいろなことに挑戦し、友愛会会長・副会長・役員にも多くの児童が立候補していました。「表現」は、それぞれの教科の中で展開され、音読、群読や掛け合い、友愛会活動、研究発表、ディベート、模擬裁判、学園祭図工作品展示、劇発表、発表会(体育・音楽・ダンス)など多岐にわたり充実した年となりました。            
画像: 「JoyDay」木工椅子作り

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