武蔵野東学園広報 第27号 【オンライン版】    平成20年(2008年)3月7日発行

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教育センター

 教育センターの2年目は、新しい活動も加わり、実りの多い年となりました。療育プログラムの受講者は200人を越え、空き待ちのリストを抱えるほどになっています。学校とは異なり、週1回決まった時間に通ってくる子どもたちの元気なあいさつの声が絶えることがありません。月に1回実施されるプログラムでは、遠くは大阪府や富山県などから通ってくる子どももいます。回を重ねるごとにリラックスした笑顔が増えてきました。
 今年度は、子どもたちの通う学校や幼稚園・保育所の先生に療育を見学していただくとともに連携や交流を推し進めることをめざして、教員見学説明会を年3回実施しました。療育の様子を見学した後は、懇談の場を設けて情報交換をしました。今後もよりよい支援のために緊密なネットワークの拡充をはかっていきたいと考えています。
 また、保護者や教育・福祉関係の方などを対象とした具体的な支援の方法についてのセミナーを5回シリーズで開催しました。学園の先生方からの日々の教育実践の話を始め、感覚統合、リトミック、言語療法など、様々な角度から療育を学ぶ機会となりました。2月には、小・中学校発表会の見学のためにボストンから10数名の方が学園を訪れましたが、その機会を利用してボストン東スクールのアドバイザーでもあるダイアン・トアクトマン-カレン博士の特別講演を開催し、多くの方々に参加いただきました。最新の研究報告と自閉症の子どもたちへの支援の方法についてのエネルギッシュな解説は、ボストン東スクールのスペシャルエデュケーションディレクターである海老原先生の通訳も加わって、大変有意義なものとなりました。
 平成20年度は、新たに音楽教室や中学生の生活体験講座をスタートさせます。既に多くの療育プログラムの定員が充足していますが、若干空きのあるプログラムもございますので、お知り合いで受講を希望される方がおられましたらお早めにご紹介ください。

月1回プログラム トアクトマン-カレン博士講演会

学園総合

寄附者お名前

  株式会社 東畑建築事務所 様  株式会社 エム・シー・エス 様 

学園資料室 (小学校校庭から直接、資料展示室へお入りになれます。どうぞお気軽にお訪ねください。)

2008年前半期(1月~7月) 
 ・常設展『武蔵野東学園のあゆみ』
  古物棚を設け、学園創立10周年記念として制作された益子焼きの大皿などを多数展示して
  おります。また、『こんなこと写真2007-2008』にボストン東スクールの紙面を加えました。
 ・企画展『北原キヨの教育事業への転身』
  2007前半期の「北原キヨと戦後の教育」に続くものです。上京した北原(旧姓 永長)キヨ
  先生は、昼間は立川市立曙小学校で教え、夜間は明治大学法学部へ通っていました。その   
  後「学園の創立」という新たな人生を歩まれることになります。

事務局からのお知らせ

 平成20年度学費の納入につきましては、「郵便局への払込みシステム」となっております。学園発行の専用払込用紙は、幼稚園では4月1日教育方針説明会において、また小学校、中学校、高等専修学校では3月中旬にお配りいたします。
 納入期限は各園校共に4月10日(木)となっておりますので、よろしくお願いいたします。

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