中学校は今年度から従来の1コマ40分授業を45分に変更し、それにともなって生活時間帯の見直しや、CDEクラスカリキュラム内容の改訂を行いました。改訂の主旨は「より豊かに生きるために」という視点で、「コミュニケーション力の強化」と「教養分野の充実」のためのカリキュラムを盛り込んだことです。教養分野の充実については、「一般」という授業を設置し、社会に出て役立つ内容を中心に理科や社会科の内容を学習しています。
7月4日、「一般」の授業の一環で、全CDEクラスの「一日校外学習」として、日本銀行と船の科学館の見学に行ってきました。日本銀行の見学にあたっては、日本銀行から貸していただいたビデオや資料などで事前学習して臨んでいたので、生徒たちは実際の見学をとても楽しみにしていました。皆で学校からバスに乗り日本銀行につくと、まず明治中期に建てられた旧館の建物に重厚な雰囲気を感じました。併設の「貨幣博物館」では実際の古い貨幣、大判・小判を見てお金の歴史を知り、また見学コースでは紙幣を発行しそれを日々管理している業務を見ることができ、日本銀行が「銀行の銀行」であることがよく理解できました。生徒はこれから自分でお金を扱っていく機会が増えるわけですが、お金のことやそれを管理するしくみを知ることによって、お金を使う重みを感じることができたことでしょう。そして船の科学館に移動して、レストランで中華料理のコース昼食。館内では船舶の操船シミュレーター、レーダーなどの機器や船の模型を見たり、屋外に展示されている南極観測船「宗谷」を見たりして、充実した一日を過ごして帰校しました。これからも年に1回、社会科や理科に関連した見学を行っていく予定です。
日本銀行前にて
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