武蔵野東学園広報 第28号 【オンライン版】    平成20年(2008年)7月17日発行

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中学校

  一日校外学習

 中学校は今年度から従来の1コマ40分授業を45分に変更し、それにともなって生活時間帯の見直しや、CDEクラスカリキュラム内容の改訂を行いました。改訂の主旨は「より豊かに生きるために」という視点で、「コミュニケーション力の強化」と「教養分野の充実」のためのカリキュラムを盛り込んだことです。教養分野の充実については、「一般」という授業を設置し、社会に出て役立つ内容を中心に理科や社会科の内容を学習しています。
 7月4日、「一般」の授業の一環で、全CDEクラスの「一日校外学習」として、日本銀行と船の科学館の見学に行ってきました。日本銀行の見学にあたっては、日本銀行から貸していただいたビデオや資料などで事前学習して臨んでいたので、生徒たちは実際の見学をとても楽しみにしていました。皆で学校からバスに乗り日本銀行につくと、まず明治中期に建てられた旧館の建物に重厚な雰囲気を感じました。併設の「貨幣博物館」では実際の古い貨幣、大判・小判を見てお金の歴史を知り、また見学コースでは紙幣を発行しそれを日々管理している業務を見ることができ、日本銀行が「銀行の銀行」であることがよく理解できました。生徒はこれから自分でお金を扱っていく機会が増えるわけですが、お金のことやそれを管理するしくみを知ることによって、お金を使う重みを感じることができたことでしょう。そして船の科学館に移動して、レストランで中華料理のコース昼食。館内では船舶の操船シミュレーター、レーダーなどの機器や船の模型を見たり、屋外に展示されている南極観測船「宗谷」を見たりして、充実した一日を過ごして帰校しました。これからも年に1回、社会科や理科に関連した見学を行っていく予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 日本銀行前にて

 ダンス部 私学コンクールで最優秀賞!

 第33回私立中高創作ダンス発表会(6月22日・昭和女子大学人見記念講堂)において、ダンス部が11回目の最優秀賞を受賞しました。この発表会は全国コンクールと並ぶコンクールです。ダンス部は、過去10回の最優秀賞受賞の実績があるものの、この4年間は優秀賞にとどまっていました。
 『バベルより彼方に ?つながらない言葉・つながる想い- 』今回の作品は旧約聖書に登場する、バベルの塔をテーマにしています。作品の振り付けはすべて3年生以下22名のダンス部生徒によるもの。「人々は分かり合うことができるのか」というメッセージを表現する振りを創作し、構成してきました。以下はダンス部顧問、丹治先生のコメントです。「ダンス部としては過去10回の優勝経験があるとはいえ、在校生は全国レベルの上位入賞を経験していません。生徒にとって作品の完成度をどこまで高めなければならないのかということは未知であり、それを伝えるのに苦労しました。またダンスの振りはあくまでもテーマを伝えるための動きであることを指導のポイントとしました。作品そのものは生徒の創作であり、それが評価されたことは、生徒にとって大きな自信になったと思います。」
 4月に入学した1年生も全員が出場し、また3年生は放課後の特別進学学習(週3回)があり、練習時間では他校に比べ制約がある中でも、集中し心を合わせて練習を積み上げてきました。好きなことゆえにがんばれる、精神的にも自分自身を高め、中学生の部活として最高の結果を残すことができたダンス部。これからも前進していってほしいと思います。

表現力に優れたと評された演技

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