武蔵野東学園広報 第29号 【オンライン版】    平成20年(2008年)12月18日発行

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高等専修学校

  行事を通して大きく成長

 高等専修学校は「体育の日」を挟んで前期・後期の2学期制となっています。この2学期制により、生徒たちはゆとりを持って学校行事を企画・運営し、さまざまな行事を通して大きく成長していきます。後期に入りすぐに行われるのがマラソン大会です。今年で13回目となったマラソン大会は、中央公園(グリーンパーク)で1周約1kmを男子が7周、女子が4周走り、順位によるポイント制のクラス対抗で順位を競います。そのため、クラス全員が気持ちを一つにして、自己の限界に挑戦し、その結果、心身ともにたくましく成長していきます。11月には、最大の行事である「紫峰祭」が行われます。初日は、創立記念式典に厳粛な態度で臨み、午後からは、前夜祭で自分たちが大いに楽しみます。そして、当日は、「いらっしゃいませ」を合い言葉にお客様をお迎えし、学習展示や模擬店、レストランの経営、ステージショーなど職業教育の一環として各分担が責任を持って自分の仕事をこなしますが、その日を成功させるために、当日を迎えるまでに時間をかけて十分に準備をしなければならない行事です。この経験により、事前準備や協力することの大切さ、責任感、そして接客の難しさなどを学び、失敗を次の成功に結びつけていくのです。紫峰祭後の生徒たちの表情は実に明るく清々しいものとなっています。「紫峰祭」を通して得た自信を12月の「合唱コンクール」につなげていきます。会場は、三鷹市芸術文化センター風のホール。まずは曲決め、はじめはパートごとに歌詞とメロディーを覚え、そして、声の強弱と抑揚とバランス。最後に気持ちを込めて、学年・クラスが一つになって合唱を完成させます。
 このように生徒たちは、
1年を通して、さまざまな行事を経験し、社会に出るための素地を身に付けながら成長しているのです。

                                                        (画像 上:マラソン大会一斉にスタート 下:紫峯祭ファッションショー) 

 ここコン、応募総数496編

 特別支援教育の推進が叫ばれている中、本校が実践している混合教育、心の教育をより多くの方々に知っていただくことを目的に東京都専修学校各種学校協会と東京都中学校進路指導研究会にご後援をいただいて実施された「第1回ここコン~こころの作文コンクール~」。1031日の応募〆切日までに寄せられた作品は496編、都内や近県の中学校のみならず、遠くは秋田県や和歌山県からの応募もありました。厳正なる審査の結果、見事、最優秀賞に輝いたのは上石神井中学校3年須田美里さんでした。また、優れた作品を多く寄せていただいた学校に送られる学校賞は上石神井中学校となりました。他優秀賞・奨励賞が各3名、入選7名も決定し、1226日に表彰式が行われます。
 今後も、公立中学校の総合的な学習の時間などの教材として活用していただくことで、広く特別支援教育のお役に立てればと思っております。

 

 

 

 

 

 

寄せられた数多くの作品

 花園東京都予選ベスト16に

 ラグビー部が全国高等学校ラグビーフットボール大会東京都予選に出場し、創部8年目にして過去最高の準々決勝まで駒を進めることができました。1回戦は会場校でもある都立葛西工業高校と対戦し、29-7で勝利を収め、2回戦は春季大会4回戦で國學院久我山高校に敗れた八王子高校を22-7で敗りました。3回戦は専修大学附属高校と対戦し、41-31で勝利し、準々決勝まで駒を進めました。準々決勝は、112日、東京朝鮮中高級学校において早稲田大学高等学院と対戦し残念ながら0-98で敗れてしまいました。結果は大敗でしたが、ノーサイドの笛が鳴るまで、最後まで声を出して、諦めずに戦った選手たちは、観る者に感動を与え、そして、選手たちには惜しみない拍手が送られました。 

 

 

 

 

 

 

 

準々決勝 対早大学院戦

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