武蔵野東学園広報 第32号    平成21年(2009年)12月17日発行

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幼稚園

  自分でたどって 自分で見つけた 科学する心 ~輪ゴムっておもしろい!不思議~

 保育実践と保育研究は表裏一体です。毎年、幼稚園では『先生たちの発表会』という名称で1年間に研究したことを保護者にお伝えをしています。今年はこの取り組みを一歩進めて、研究を論文にまとめて、ソニー幼児教育支援プログラム「科学する心を育てる」に応募しました。
 論文を応募した「科学する心」の事業は2002年度から始まったもので、全国の幼稚園・保育園などの「科学する心」への取り組みを支援しています。幼児期に人や自然、ものとのかかわりを通して、自然の美しさに感動する心や、「なぜ?どうして?」と不思議に思う心、思いやりの心を育むことを目標としており、論文審査での上位園には、助成がいただけるというものです。全国からの応募がある中で、本園の論文の評価が楽しみです。
私たちの論文は、平成18年から3年計画で取り組んできた教育重点「幼児期にふさわしい知的発達をうながす環境づくり」を通して、研究実践してきた第二幼稚園の園庭パーゴラでの今年の取り組みをまとめたものです。
 落ち着いて遊べる場として、おこもり感と素材や工作道具などを工夫したことからどのような遊びが展開されたかを研究してきました。
 具体的には、子どもたちのサンドイッチ弁当のケースについていた輪ゴムを使った遊びがブームとなり、それがパーゴラの環境の中で色々と試行錯誤をしながら、輪ゴムを使った遊びが展開していく様子を通して「科学する心」をまとめました。
 自分でたどって、自分で見つけた、科学する心の記録です。
輪ゴムを使って紙飛行機を飛ばしている子どもたち スクリュー付きの船で楽しむ子どもたち

 お父様 お母様 ご家族の皆様 幼稚園へようこそ

 10月22日に保護者の皆様をお招きして『きてみて幼稚園』を開催しました。この日はカメラやビデオの撮影はご遠慮いただき、子どもたちと一緒に保育生活を楽しんでいただこうという趣旨で行いました。どのクラスも大盛況で、保育室に入りきらないほどにもなりました。
 園まつりの作品が出来上がっていく様子や、体育の保育をご覧いただいたり、年長組では楽しかった山中湖のお泊まり保育を再現するかのような合同レクリエーションを保護者と一緒に楽しむクラスなど、さまざまな活動が展開されていました。園庭に目を移せば、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの様子を微笑ましく見ていらっしゃったり、子どもたちが取り組んでいる縄跳びの輪の中に入り体験していただいたクラスもありました。
 子どもたちも保護者の皆様に来ていただいたことで、いつも以上に張り切っていました。また、お父様、お母様だけでなく、おじい様、おばあ様もお越しになり、一緒にお手玉や伝承遊びなどで遊んでもらいました。普段あまりできない遊びを子どもたちはとても楽しんでいました。 そして、たのしい幼稚園の一日になりました。

         (画像 「先生 みて!みて! 上手でしょ」)

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