武蔵野東学園広報 第35号    平成22年(2010年)12月17日発行

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幼稚園

  園外での行事の大切さ実体験の中から

 2学期は園外での楽しい活動がたくさんありました。
 保育治療クラス年長児のお泊まり保育をかわきりに、年少から年長まで全園児と保護者で一緒に行った小金井公園での親子遠足。そして年長山中湖お泊まり保育、八幡町の農家の畑でのお芋掘りがありました。園外での保育行事には、それぞれのねらいがあります。年齢に応じたかたちで多様な活動が組み込まれています。保育治療クラス年長児のお泊まり保育では、子どもたちの自立に向けての第一歩として、ご家族から離れ、慣れ親しんだ場所で生活し自信をつけること。親子遠足は、クラスを越えたくさんの友達と一緒に遊ぶことで友達同士の輪を広げます。年長山中湖お泊まり保育は、富士サファリパークの見学、ホテルでの食事やお風呂、自然体験など、幼稚園時代ならではの楽しい思い出にもなっています。お芋掘りは、実際の畑で自分の力での収穫の喜びを味わいます。
お陰様で、今年は天候に恵まれた行事が多く、計画通り進めることができたことはありがたいことでした。
 自然に触れて遊び、体いっぱいに自然を感じるという豊かな体験や経験は、子どもたちの成長に大きくかかわっているものなのです。

(画像:左・畑でお芋堀り 上・小金井公園での様子)

 いろいろな食材を食べられるようになろうね

 「食」は、園児たちの健やかな心と身体の発達に欠かせない大切なことです。幼稚園でも「食育」を意識した取り組みを行っています。クラス毎に野菜を栽培して、成長を見守り収穫しています。その結果、食材への関心の高まりや、今まで苦手だったものが食べられるようになったりもしています。また毎年、管理栄養士をめざしている吉祥寺にある二葉栄養専門学校生の教育実習を受け入れて、その学生の皆さんによる「食育」の保育実践も行っています。今回は、年長組を対象にした「野菜をおいしく食べよう」「おべんとうをたべよう」「おべんとうができるまで」をテーマにした学生手作りの紙芝居や、パネルシアター、劇などをしてもらいました。また年長1クラスの保護者の皆様には「子どもたちの食事・生活に関するアンケート」にご協力いただきました。アンケート結果は興味深いものなので、ご紹介をします。まず、園児の睡眠時間が安定していることが分かりました。(6時から8時の間に起床し、21時以前に就寝する園児がほとんどでした)夕食の時間は、お父様の帰る時間を待ってから家族団らんで食事をする家庭がほとんどでしたが、時間は18時以前が7名、18時から19時の間が13名、19時から20時の間が6名と幅広い時間帯となりました。 
 最後に、園児の野菜の好みについてです。好きな野菜は、1位きゅうり、2位トマト、3位ブロッコリー・人参という結果となりました。みなさんのご家庭はいかがでしょうか。   (画像:学生による「食育」の紙芝居)

 重点教育への取り組み

 今年の教育重点でもある「すなおなこころ」育成のために、気持ちのよい挨拶を大切にしようと、各学年で取り組んでいます。その一環として夏休みに「明るいあいさつ運動」のポスターを募集したところ、多くの子どもたちや保護者の皆様が協力してくださり、44枚の応募をいただきました。2学期からは幼稚園の中や、道路に面したフェンスや窓に貼って、広く紹介して、みんなで取り組む雰囲気を作っています。 そして、園まつりではポスター原画展を開催して紹介させていただきました。挨拶が気持ちよくできるような環境作りに、教師の働きかけだけでなく、ご家庭も含めてみんなで一緒に行っている取り組みになっています。
 これからも、一つ一つのポスターに込められたご家族の想いを受け止めて、子どもたちと一緒に気持ちの良い挨拶を交わしていきたいと思います。       (画像:園まつりでのポスター原画展)

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