武蔵野東学園広報 第35号    平成22年(2010年)12月17日発行

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小学校

  第34回 体育祭

 今年で34回目を迎える体育祭は、台風12号の影響を避けるために順延となり、9月26日の日曜日に実施されました。朝から台風一過の晴天に恵まれて、絶好の体育祭日和となりました。昨年は新型インフルエンザの影響で学級閉鎖や学校閉鎖に見舞われて体育祭の実施自体が危ぶまれただけに、朝から安心して取り組むことができました。前日の土曜日、体育科の先生が翌日に備えて万国旗を取り付けているときの話です。6年生男子児童が正門のところに来て、「昨日できなかったパイプ椅子並べをやりにきました。」と言うのです。明日の朝、先生たちでやるから心配しないように伝えて帰しましたが、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
 さて、競技でも色々なことがありました。1年生の玉入れでは、1個違いで紅白がそれぞれ1回ずつ勝ちました。初めてのことです。昨年まではこれで『引き分け』としましたが、今年は校長からできるだけ勝負をつけてみようという話があり、決勝戦をしました。それから、6年生の綱引きでは、全員が長袖を着ての作戦が功を奏して6年B組が勝利しました。季節はずれの全員長袖の姿に、勝ちにこだわる姿勢を感じました。CDE組3年生の一輪車では大変によく努力して乗れるようになった児童のことが印象に残りました。短距離走では、新記録が3つ生まれました。①40m男子 2年 亀井君 7秒5 ②85mCDE 4年 清水君 12秒4 ③110m男子 6年 小松君 16秒4です。リレーのときの応援は大変なもので、乾いたグランドでスリップの危険もなかったため、白熱したレースになりました。祖父母の方の応援もたくさんありました。
 何回も逆転が繰り返され、騎馬戦の終了時点までは紅組がリードしていましたが、最終種目のリレーで白組が見事逆転し勝利を収めた体育祭でした。

 親子租税教室

 今年も税を考える週間にちなんで、親子租税教室を武蔵野税務署と武蔵野法人会女性部会の皆様に開いていただきました。一般には6年生や中学生が学びますが、本校では4年生を対象としています。それは4年生位からお小遣いを自分で管理するようになって、消費税がかかっていることを直接感じる機会が増えてくるからです。『どうして消費税なんか、とられなきゃいけないのだろう』と率直に発言できるのが4年生です。それを逃さずに、税金のしくみを考える機会をつくっています。子どもの感想には「今、信号を渡る時とかも、ここでも税金が使われているんだと思います。」「税がないと大変なことになると思いました。」「家に帰ってお母さんに税金の質問をしてみました。お母さんは真剣な顔で聞いていました。」「税金のない、ナウル共和国、ブルネイ、アンドラは豊かな国だということがわかりました。」などと綴られていました。
 集めた税金の使い方、これも大事です。6年生になると社会科でその点について学んでいくことになります。

 サイエンスグランプリ

 サイエンス・グランプリ(主催:東京電力)は今年で16回目となる理科の研究コンクールで、関東近県を10地区に分け、それぞれから優秀な研究作品が10点選ばれています。本校は東京B地区(2300点の応募)において、5年生11名、6年生1名が応募し、5年B組の中野さんが見事に「全国小学校理科研究協議会サイエンス賞」を受賞しました。グランプリに次ぐ入賞で、東小としては3年連続の入賞を果たしたことになります。これまでの受賞は、学校賞2回(平成11年度、21年度)で、入賞者総数は10名になります。
 連続入賞の研究は、平成20年度「サイエンス努力賞」5年 野澤優太『ぼくの家で風力発電ができるかどうか』、平成21年度「グランプリ・グランプリ奨励賞」5年 清水信彦『冷たい水が飲みたい!!』、平成22年度「全国小学校理科研究協議会サイエンス賞」5年 中野花菜『捨てないで!!廃油から石けんを作る』の3点です。
 難しいことを取り上げる必要はなく身の回りにある不思議なことや疑問について研究すればよいと教えています。学園祭式典で寺田理事長が「自然のことをよく観察することが大切で、そこから疑問を持ち調べようという気持ちと興味が高まります」とおっしゃいましたが、全くその通りに取り組んだことになると思います。 

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