武蔵野東学園広報 第36号    平成23年(2011年)3月9日発行

 『東だより』トップページへ    学園ホームページへ

幼稚園

今年の教育重点は、昨年度に引き続き「すなおなこころ」でした。園目標のひとつである「すなおなこころ」にこめられた意味をより深く考え、幼児の年齢や発達にあわせて、こころの豊かさを育ててきました。
 年度の終わりには教育重点や園内研究の取り組みをまとめて、保護者や地域の方々に発表しています。今年は①「すなおなこころ」からみた教育課程と保育実践 ②幼稚園と家庭の連携の中で~あいさつを大切にする意味と取り組み~ ③科学する心~遊びの伝承と環境構成~ ④混合教育~私の大切な友達になるまで~の4つの研究としてまとめて発表をしました。特に②の取り組みでは、園児、保護者の皆様にあいさつのポスター作りを呼びかけたところ、多くの作品の応募がありました。その作品を幼稚園の中や、道路に面したフェンスや窓に飾らせていただきました。園まつりでのポスター原画展も含めて、みんなで「あ
いさつ」を大切にしていることを象徴的に紹介できたと思います。
 このように幼稚園の取り組みや本園の混合教育の意味は、保護者のみならず、地域の皆様に伝わるように努力をしています。そのために関前の地域行事や会議への参加、またボランティアも積極的に行っています。「地域ふれあいデー」には関前南小学校の校長先生をはじめ近隣の方が見学に来てくださいました。
 四季折々の行事はどれも印象深いものになりました。今年はどの行事も天候に恵まれたことはありがたいことでした。5月の運動会では青空のもと思い切り身体を動かして楽しみました。かわいい浴衣姿で友だちと一緒に踊った盆踊り。年長れんげ組のお泊まり保育では、ご家族から離れ、友達と一緒に泊まる経験をして自信をつけました。また山中湖お泊まり保育では、サファリパークでたくさんの小動物と触れ合ったり、大自然の中でネイチャーゲームをしたりしました。おいもほりや中学生と一緒に行ったお餅つき、そして、年度末の府中の森芸術劇場での発表会では、ご家族の皆様のたくさんの応援の中、園児一人一人が精一杯に頑張り、しっかりと最後までやり遂げ、達成感を味わいました。
   画像発表会 オープニングの様子)       

小学校

 木村校長が就任して2年目、「挨拶が当たり前にできる子」が育つとともに「リーダーシップ」という重点のもと、決断力や行動力、人の意見を聞くことができるようになった年でした。また、「環境教育」は3年目を迎えて、MOTTAINAI運動とも関連して活動が定着しました。各学年の混合教育もこれまでの積み重ねを活かしながら進めることができ、混合グループでたくさんの交流が行われました。
 学習面では、平成23年度から始まる45分授業の準備段階として、冬期の短縮時間をなくし年間を通して40分授業を行いました。iPodの使用が広まり、視覚的な教材の充実が図られました。6月には、五嶋みどりさんのコンサートが開かれました。これは、ミュージックシェアリングの一貫として2年間で4回のコンサートを開いていただく企画で、残りの2回は来年度に予定されています。理科教育の充実を示すように、サイエンスグランプリでは3年連続で受賞者がでました。それ以外にも児童英検、英語検定、漢字検定、算数数学思考力検定などでも優秀な成績を収めた児童が多数いました。また、西武鉄道による1~3年対象の安全教室は国土交通省の方が視察に来られるほど、充実した内容になっています。

 児童の健康面では、インフルエンザや流行性嘔吐下痢症の感染をふせぐために徹底的に消毒などの実施をしました。幸い学級閉鎖に至るクラスはなく、年度末を迎えることができました。
 その他、放課後の学童保育であるeパルでは、受入対象や期間の拡充や避難訓練を実施したり、後援会研修部が「誕生学」の研修会を催したり、JoyDayや学園祭も例年同様にお母さんお父さんの協力をえて行われたりしました。また、年長対象の体験授業には127組もの親子が参加しました。まるで1年生のようにしっかりと席について先生の話を聞いている園児たちの姿が印象的でした。2月には卒業記念品として、記念館からでもよく見える大きな屋外用時計を設置していただきました。

   画像西武鉄道 安全教室)       

 次のページへ(中学校・高等専修学校)