武蔵野東学園広報 第36号   平成23年(2011年)3月9日発行

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中学校

 今年度は3年間に及ぶ校舎全面リニューアル工事の第1期が夏に完了し、年明けからは第2期、増築棟の工事が進んでいます。
 さて『運用力の育成』に重点を置いてきたこの数年、学園祭を始めとして生徒が主体となった行事運営に大きな前進がありました。その企画力や実行力は通常の学校生活においても生かされるべきであり、特に今年度は「気づき、変える」をスローガンに、クラス内や委員会内で、または有志で、ちょっとした問題意識から考え実行に移していくことを呼びかけました。今「スモールプロジェクト」と呼ばれるいくつかの自主的な小グループが生まれ、身近な学校生活上の問題や学年を越えた交流などについて提案を行うなど、新たな活気が吹き込まれています。
 重点教科である英語では、今年も英語検定において3年生の44%が2級・準2級、77%が3級以上を、また2年生の60%が3級以上、93%が4級以上を取得して安定した実力をつけています。またCDEクラスは引き続き「コミュニケーション力の強化」を目標に、「言語と生活力の結びつき」を重点に指導を行いました。「生活教養」「体験」などの授業においても、言語力のみならず身だしなみやマナーなど、社会に出るために必要な生活スキルを強化しています。

 部活動では、体操競技部が全国大会の女子団体総合で初の優勝、女子個人総合でも優勝(昨年に続き2連覇)を果たし、その後も全日本選手権大会や国際大会で顕著な活躍を見せています。また陸上競技部は全国大会の男子走り幅跳びで入賞、全国ジュニアオリンピックに2名が出場、ダンス部は東京都大会で優勝し、全国大会では3位の成績を収めました。
 3年生ABクラスの高校進学は、私立では早大学院2名、早大本庄学院3名、早大実業学校2名、慶応義塾1名、慶応志木1名、ICU3名、明大明治1名、都立では国立3名、西、武蔵2名ほかに合格を果たし、各自が将来の目標に照らした進路選択を行いました。

   画像: スモールプロジェクトの話し合い 

高等専修学校

 今年度、高等専修学校では臨海学習を林間学習に変更しました。この林間学習では自然と共存することを学び、不便を経験することで日々の生活に感謝する心を育てることが出来ました。また、新たに漢字コンテストと英単語コンテストも行いました。「こころの作文コンクール」は、3回目を数え、紫峰祭当日、講堂において表彰式が行われ、中学生に障害のある人のことを真剣に考えてもらう機会となりました。このコンクールを継続して行うことで広く特別支援教育のお役に立てればと思っております。「職業教育の日」制定を記念する「私のしごと作文コンクール」では、初年度から6年連続で優秀団体賞をいただくことができました。施設関係では、第一コンピュータ室のパソコンをハイスペックのものに入れ替え、各教室には地上デジタル放送対応40インチ薄型液晶テレビを設置。また、全ての和式トイレを洋式に変え、男子トイレに自動水洗センサーを取り付けました。
 部活動においては、陸上部が高校駅伝東京都予選で106校中27位。ラグビー部は創部10年目を迎えオーストラリア遠征などの記念イベントを実施しました。また、全国高等専修学校体育大会において、各部とも昨年同様、好成績を収めることができました。
 学校行事では、昨年インフルエンザで延期になったハワイ学習や中止になったマラソン大会も予定通り実施することができ、スポーツ大会・林間学習・紫峰祭・合唱コンクール・スキー教室にも主体的に携わり、机上の学習では決して得ることのできない素晴らしい経験を積み重ね、今年度も一人ひとりがまた大きく成長できたと確信しております。
 本年度も「進路指導《職業観の育成》」と「自己開示と表現力の強化」を重点に掲げ、日々の学校生活を通して指導してまいりました。その結果は、大学や専門学校への合格、そして、就職内定というように3年生にも顕著に表れ、有終の美を飾ることができました。

  (画像 林間学習 飯盒炊さんでの食事 

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